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» 2007年02月27日 09時00分 公開

Fedora、次期リリースの延期と新デザインのテーマを発表(1/2 ページ)

名称も短くなったFedora 7はビルドシステムのマージなどに起因する問題などが影響して最終リリースは1カ月ほど遅れるようだ。新しいデザインのテーマなど、いい話もあれば、大きな課題も抱えるFedoraコミュニティーの最新情報をお届けする。

[Lisa-Hoover,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

 今週Fedora Project Boardのメンバーが集まり、次期リリースFedora 7(F7)についての問題点が話し合われた。F7のリリースは当初4月26日に予定されていたが、現在は5月24日に延期されている。これによりF7の最終リリースを今年のRed Hat Summitにてデビューさせるという開発チームの計画は流れることになった。とはいえRed Hat Summitでは、F7の新テーマに決定したアートワークを見ることはできるだろう。

 F7の最終リリースを延期する必要があるということは、テスト版のリリースが今月はじめの時点で1つだけという状況になって決定的になった。この延期の理由としては幾つかの理由が挙げられるものの、Fedora CoreとFedora Extrasを一つのリリースとしてマージすることの複雑さが中でも最大の問題であるということが分かってきており、それら2つをマージするための新たなビルドシステムの作成にも当初予測されていたよりも長い時間が掛かったということが挙げられる。

 Fedoraチームはビルドシステムのマージに関してはその後、順調に作業を進めているものの、しかしそれでもなお対処すべき問題はほかにも残されている。例えば、各パッケージは2月27日リリースの次期テスト版に入れる前にレビューされるべきだが、現在のところ900個近くの新パッケージがレビュー待ちのリストに入っているため目標達成はほぼ不可能だろう。Fedora Projectのリーダーであるマックス・スペバック氏によると、レビューということに関してはどのパッケージも平等の扱いというわけではないという。スペバック氏は「数の問題というよりは、重要度の問題だね。例えばレビューされているかいないかにはかかわらずFedora Desktopには入らないパッケージというものも存在する。またその一方で例えばカーネルのように非常に重要であっても、そのパッケージ1つをレビューするというだけで、あまりにも膨大な作業が必要となってしまう恐れがあるものもある」という。

 なおF7のリリースの前にレビューされることになるパッケージは、F7の最終リリースに入るためにFedora Extras Guidelinesに従っていることが要求されている。ここでFedora CoreではなくFedora Extrasのガイドラインに従っているということが一見すると奇妙なことに思われるかもしれないが、スペバック氏によるとFedora Extrasのパッケージのためのガイドラインは、(Red Hatの指導の下で)Fedoraコミュニティーによって開発されたため、Fedora Coreのガイドラインよりも優れているとのことだ。「今やCoreとExtrasのすべてをマージしたいということになったので、全パッケージを単一のガイドラインに従わせようとするのはそれなりの意味があることなんだ。そこで僕らはRed Hatとコミュニティーのみんなとが一緒になって開発したガイドライン(Fedora Extras Guidelines)の方を採用した。それに実際そのガイドラインの方が優れていたんだ。でもそれは当然のこと。だってコミュニティーの方が物事をうまくやるからね」。

 開発チームはF7をRed Hat Summitでデビューさせることができるよう望んでいたのだが、リリースエンジニアのジョゼ・キーティング氏は、その代わりにFedora 7 Test 4ベースの「非常に完成度の高い」ライブCDを配布するつもりだという。キーティング氏によると、「Red Hat Summitで配布するために、このライブCDには特別なQAが行なわれる予定だ。このTest 4ライブCDからFedora 7の最終リリースへ簡単に移行できるようにすることが非常に大きな目標だね。最終リリースを手にすることほどの魅力はないけれど、それでもこれは良いマーケティンググッズだし、これでみんな最終リリースを楽しみにしてくれるだろう。もしかしたら、これなしでは得られなかったフィードバックだってさらに追加で得ることができるかもしれない」とのことだ。

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