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» 2007年03月30日 07時58分 公開

Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ:「今どきのWebアプリは4時間で作られている」の理由 (1/4)

ソフトウェア開発には“人月”把握が当たり前のものだった。しかし、最近ではその尺度では計り知れない開発形態が増えている。なぜ数時間で作ることができ、魅力的なものが増えているのだろう。

[ITmedia]

 オンライン・ムックPlus「Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ」では、3月末まで「Liveガジェットアイデア募集」を行い、さまざまなアイデアをいただいた(3月31日で募集終了)。

 2007年3月28日現在、80件以上のアイデアが寄せられたが、その傾向は現代のWeb事情を反映しているものばかりだ。これまでにも「ガジェットアイデア募集、その傾向から見えたもの」の記事では、その統計について触れてきたが、今回はアイデアを基として実際にLiveガジェットを作っている現場に聞き、どのように現実化してきたのかを紹介しよう。

情報集約はネットユーザー誰もが意識するものへ

 寄せられたアイデアの中には、地図や辞書、株情報やブログなどとの関連性を深める、いわゆるマッシュアップのアイデアが多い。この言葉を知らなくても多くのユーザーは情報が連携することで付加価値が生み出されることを実感していることだろう。

 実際のアイデアを見ていくと、ブログ投稿を補完するためのツール案、銀行口座情報と関連付ける金融情報表示や管理が行えるガジェット、為替レートの表示などのオンライン情報を活用するものなど、Web上のサービスとして公開されているものならばジャンルを問わず寄せられている。

 そして、多くのアイデアで共通しているのは、ますます多様化するインターネット上の情報に対し、1つの画面(ツール)上で集約表示することができれば理想的……、とのコメントが多いことだ。それを反映してか、Live.comはWindows Live IDによってアカウントでサインインし、自らのLive.comスペース上に好みのLiveガジェットを並べることができるサービスとなっている。

 Windows Liveでは、各種のWebサービスをつなぐことを目的とし、Windowsをいっそうオンラインとシームレスにつないでいくことをもくろんでいるのだろう。そして、最近では、Vistaサイドバーガジェットの人気も相まっており、Windowsガジェットの機運が高まっている。

Liveガジェットの作者は個人が多い

 今回、読者からいただいたアイデアはエンタープライズ編集部で集約され、イーストが開発を行った(関連リンク)。同社は、辞書サービスでも知られているが、Liveガジェットの可能性にいち早く注目したベンダーでもある。

 すでに同社の情報サイトest.jpには、幾つものLiveガジェットが公開されており、その技術力が惜しみなく披露されている。また、公開されているLiveガジェットはすべてが必然的にオープンソースであり、その技術を自由に参考にすることができる。もちろん、マイクロソフトのガジェットポータルであるgallery.live.comにも順次公開されており、日本版ガジェットの普及に一躍買っている存在だ。

 gallery.live.comを見れば分かるように、ほとんどのガジェットは個人の有志によって作られたものだ(関連記事:「面白いから作る! PCホビイストの開発体験談」)

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