導入に際しては、インテリシンクの管理用PC「PC-Monitor」を導入するだけで、PHS側ではW-ZERO3シリーズの場合は同期ソフト、音声端末ではWebブラウザなどを介して、社内の情報を同期させて利用できるようになる。
ただし、端末のリモート消去が行えるのはW-ZERO3シリーズのみで、メールのPUSH配信はW-ZERO3シリーズの「WS004H」と「WS007SH」が対応する。同サービスは当初、ウィルコムのネットワークのみで利用できるが、「海外で利用したいといった声もあり、無線LAN経由での利用なども検討していきたい」(ウィルコムソリューション本部の図子純也氏)と、サービスの拡張も予定されているようだ。
インテリシンクでは、ExchangeやNotesとスマートフォンの連携システム「Intellisync Mobile Suite」を提供しているが、対象は50ユーザー以上の事業所となる。青木氏は、ASPサービスとのコスト比較について「50ユーザーの場合、Intellisync Mobile Suiteは2年ほどで導入コストを償却できるが、管理者の人件費や運用コストも考慮するとASPサービスのメリットが高い」としている。
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