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» 2007年04月03日 20時00分 公開

2006年の日本の携帯電話端末販売台数、史上2番目の高水準に

[ITmedia]

 ガートナー ジャパンのリサーチ部門は、日本における2006年通年(1〜12月)の携帯電話端末対エンドユーザー販売台数が対前年5.1%増の4726万台に達したと発表した。これは2003年の4871万台に次ぐ史上第2位の規模。

 ベンダー別販売台数では、第1〜4四半期を通じて首位を維持したシャープが、通年(暦年)ではじめて第1位となった。同社は、ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)向け端末市場において高い占有率を維持しているが、2006年5月発売のワンセグ放送対応「AQUOSケータイ」をはじめとする機種により、ソフトバンクモバイル端末市場における販売台数を拡大。また、NTTドコモ向け端末市場でも、高精細大画面液晶および充実した音楽再生機能によって着実に顧客層を広げた。

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ(パナソニック)と日本電気 (NEC)の両社は対エンドユーザー販売台数において拮抗状態にあったが、パナソニックがわずかな差で通年第2位となった。年間を通じてNTTドコモ向け高位機種(FOMA900シリーズ)の販売が高水準で推移したことが成功の要因として挙げられる。NECも、NTTドコモ向けでこれまでやや低調であった中位機種(FOMA700シリーズ)の販売が拡大しつつあり、同社の携帯電話端末販売に復調の兆しが見られる。

 東芝は、四半期ごとに販売台数および順位が大きく変動したが、通年では2005年に続き第4位となった。同社は、音楽機能を訴求ポイントとして第2四半期に販売台数を大きく伸ばしたが、他社から相次いで音楽機能重視端末が発売された下半期は販売台数が伸び悩んだ。

 富士通は、NTTドコモ向けのFOMAらくらくホンシリーズの販売が堅調に推移し、前年の第6位から1つ順位を上げて5位となった。ただし、第4四半期には音楽機能重視端末でソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが急速に販売台数を拡大するなど、第4位、第5位をめぐる競争はますます激しくなっており、富士通が第5位を維持するためには、らくらくホン以外の訴求ポイントを開拓する必要があるといえる。

 2006年4月以降、ワンセグ放送チューナー内蔵機種が人気を集めているが、機能面ではこれに続く買い換え需要促進要因が登場するまでにしばらく時間が掛かる見込みだ。そのため、2007年後半から2009年前半にかけては需要が停滞すると考えられ、その間は、端末デザインや薄型形状が買い換え需要を牽引するとガートナーでは予想している。

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