圏外でも携帯電話で営業ができる「eセールスマネージャー」を開発、ソフトブレーン

ソフトブレーンは、サービスエリア外でもWindowsケータイで営業管理ができるeセールスマネージャー for Windows Mobile 5.0を開発した。国内だけでなく中国にも展開する計画だ。

» 2007年04月10日 17時13分 公開
[ITmedia]

 ソフトブレーンは4月10日、Windows Mobile 5.0を搭載するスマートフォンで利用できる営業支援ソフト「eセールスマネージャー for Windows Mobile 5.0」を開発したと発表した。サービスエリア外でも利用可能な初のオフライン対応製品となる。

メニュー画面

 eセールスマネージャー for Windows Mobile 5.0は、携帯電話やPHS電波が届かない場所でも営業案件の管理や顧客情報管理、スケジュール管理、日報作成などができる同シリーズ初の製品。従来製品ではインターネット接続が必須条件となっていた。

 同製品では、会社を出る前に当日を含む前後2週間分のスケジュールや案件情報、顧客情報などをWindows Mobile端末と同期する。以降は、オフライン環境で情報の閲覧や入力ができ、帰社後に変更したデータを社内のサーバと同期する仕組みだ。なお、オンライン環境であれば従来のようにリアルタイムのデータ同期が行える。

 カメラ搭載モデルであれば、撮影した画像を営業リポートに添付できるほか、紛失の際にはリモートからの端末内にある情報の一括削除、ソフトウェアの自動更新にも対応する。

 6月から同社子会社のソフトブレーン・インテグレーションがMVNO(仮想移動体通信事業者)として、端末と同製品、通信サービスを含めた販売を行い、初年度5000ユーザーを獲得を目指す。また、開発元で中国・北京の同社子会社の軟脳軟件有限公司も中国語版を販売展開するという。

 同製品を利用できる端末は、ウィルコム「W-ZERO3」シリーズ、NTTドコモ「hTc Z」、ソフトバンクモバイル「X01HT」、イー・モバイル「EM・ONE」など。

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