アイピーモバイル、携帯電話事業への挑戦は続ける

一部報道で携帯電話への新規参入を断念したと伝えられたアイピーモバイルが事業継続を表明した。

» 2007年04月10日 17時36分 公開
[ITmedia]

 このほど一部報道で携帯電話事業への新規参入を断念したと伝えられたアイピーモバイルが4月10日、筆頭株主の交代によって事業を継続する意向を表明した。

 アイピーモバイルは、2005年11月に総務省から2GHz周波数帯域でも携帯電話事業免許を取得し、2007年春までにTD-CDMA方式による高速データ通信サービスを展開するとしていた。このほど、同社が資金難を理由に携帯電話事業から撤退する、との情報が一部報道機関から伝えられていた。

 同社は、筆頭株主のマルチメディア総研が保有する全株式を森トラストへ譲渡することで検討が進められていることを明らかにし、報道されたような携帯電話事業への参入断念や総務省への電波免許の返上はないと、正式に否定した。

 今後は、東京を中心に不動産関連事業を展開する森トラストが、アイピーモバイルを全面支援していくと見られている。

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