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» 2007年04月11日 15時58分 公開

幅広いアプリを幅広い環境にお届け、シトリックス

シトリックス・システムズ・ジャパンは、同社の主力製品である「Citrix Presentation Server」の新バージョン、「Citrix Presentation Server 4.5」を発表した。

[高橋睦美,ITmedia]

 シトリックス・システムズ・ジャパンは4月11日、同社の主力製品である「Citrix Presentation Server」の新バージョン、「Citrix Presentation Server 4.5」を発表した。サーバ側で実行された画面情報の転送だけでなく、アプリケーションイメージを配信し、クライアント側でローカルに実行する機能が追加されている。

 Citrix Presentation Serverは、データセンター側に集約されたサーバ上でアプリケーションを稼働し、その画面情報をクライアント側に転送することで、シンクライアント環境を実現する製品だ。

 シトリックスではPresentation Serverがもたらず機能を、従来からあるサーバとメモリの仮想化を超えた、「アプリケーションの仮想化」と表現。アプリケーション配信の最適化を実現する「NetScaler」やセキュリティ機能を実現する「Access Gateway」といった技術と組み合わせ、「どこにいてもあらゆるアプリケーションを適切に、高速に、セキュアに配信するアプリケーションデリバリインフラを実現する」(同社代表取締役社長の大古俊輔氏)ための中核コンポーネントの1つと位置づけている。

 新バージョンでは新たに、シナリオに応じてアプリケーションイメージを配信し、クライアント側のキャッシュに保存してローカルに実行できる「ストリーミング配信」機能が加わった。利用に当たっては、画面転送型のアプリケーションを実現するICA(Independent Computing Architecture)クライアントに加え、新たに「ストリーミングクライアント」が必要になるが、ユーザー自身が操作を行う必要はないという。

Citrix Presentation Server 4.5の管理画面。環境やシナリオに合わせたアプリケーションの配信が可能という

 2005年にリリースされたバージョン4.0では、「アプリケーション分離環境」の追加により、マルチユーザー非対応のアプリケーションについても仮想化し、Presentation Serverを介して利用できるようになった。今回加わったストリーミング配信機能では、利用できるアプリケーションの幅と環境がさらに広がり、ユーザーの選択肢を広げることができるという。オフライン時でもアプリケーションを利用できることもメリットという。

 また、これまで別パッケージの「Citrix Access Suite」として提供されてきたセキュリティ機能が統合された。SSL VPNによる安全なリモートアクセスやシングルサインオン、パスワード管理といった機能が1つのパッケージに統合されて提供される。

 ほかに、画像/動画再生をスムーズに行えるよう、「SpeedScreenプログレッシブ表示」が実装され、画像表示のパフォーマンスが最大で20倍に向上した。さらに、大規模システムでの運用/管理を容易にするため、「Citrix EdgeSight」によるパフォーマンスモニタリング機能が加わっている。

 価格は5同時接続ユーザーの場合でAdvanced Editionが30万2500円から、Enterprise Editionが34万8500円から、セキュリティ機能なども含めたPlatinum Editionha51万7500円から。同日より販売を開始している。

 シトリックスでは引き続き、買収を通じて傘下に加えたテクノロジーをPresentation Serverに統合していく計画だ。2007年後半には、1月に買収したArdenceの技術を組み入れ、デスクトップ配信機能もサポートしていく方針という。

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