XenSource、SCS、CTCの3社がサーバ仮想化製品販売で協業

米XenSourceは、仮想化製品の販売、サポートにおいて住商情報システムおよび伊藤忠テクノソリューションズと協業し、日本市場に進出することを表明した。

» 2007年04月24日 11時05分 公開
[ITmedia]

 米XenSource、住商情報システム(SCS)、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の3社は4月24日、オープンソースのXenハイパーバイザーをベースとしたXenSourceの仮想化製品を日本市場に提供する上での戦略的協業を発表した。

 XenSourceは、オープンソースのXenハイパーバイザーをベースとした仮想化製品を提供している企業。XenはLinuxカーネル開発コミュニティとの親密な関係を築き上げ、急速な開発と導入が進んでいたが、2006年8月に米Microsoftと提携し、Xen対応LinuxとWindows Serverの仮想化機能の相互接続性が実現する見込みとなったことで、その普及が加速している。

 2007年12月には、欧米地域においてチャネルプログラムを開始し、XenSourceの日本市場への進出も近いと見られていたが、SCSとCTCという日本のシステムインテグレーター大手2社のタッグによって進出が実現することとなった。今回の協業の枠組みでは、SCSが日本国内でのXenSource製品の販売代理店となり、SCSとCTCの両社が仮想化技術を利用したシステム構築、サポートを顧客に提供していくことになる。

 SCSは、Xenオープンソース開発に対して、XenSource、Intel、IBMに次ぐ世界第4位のコード量貢献を行っているVA Linux Systems Japan(VAリナックス)を傘下に持ち、今回の日本市場でのSCSおよびCTCによるXenSource製品展開においては、VAリナックスの仮想化技術に関するノウハウが活用される見通し。

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