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» 2007年04月25日 10時04分 公開

オラクルDBの新潮流:あの写真サイトも、あのオンラインゲームも実は……!データベースはマルチメディアコンテンツにピッタリ (1/2)

マルチメディアコンテンツと言えば、これまではファイルベースで管理することが一般的だった。しかし、顧客から利用料金を徴収する商用コンテンツを中心に、データベースに格納して管理される例も増えている。基幹システム向けというイメージが先行するOracle Databaseも、実は動画サイトや画像サイト、オンラインゲームで大活躍している。

[ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「オラクルデータベースの新潮流」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


ファイルベースで管理するデメリット

 映画、音楽、写真。どれもコンピュータが登場する前から存在するものだが、現在はあらゆるマルチメディアコンテンツがデジタル化され、コンピュータで管理されるようになってきた。ただし、これまでの管理方法は、コンテンツをデジタル化しただけの場合がほとんどであり、コンテンツはファイルの状態で保存、管理されているにすぎなかった。

 ところが、管理するマルチメディアコンテンツが膨大になるにつれ、ファイルベースでは管理するのが難しい状況になり始めている。ファイルの場合、そのコンテンツを明示するのは、ファイル名とそのファイルをカテゴライズしたディレクトリ名だけになる。しかも、ファイル名もディレクトリ名も手動で設定され、手動で分類されることが多い。

 こうしたファイルベースの管理方法は、コンピュータのファイルシステムに依存するので、特別な仕組みを導入する必要はなく、システムを手軽に構築できる。だが、メリットはそれだけであり、多くのデメリットがある。

 まず、コンテンツを検索しにくいというデメリットがある。ファイルベースで管理されていると、ファイル名とディレクトリ名が検索するための唯一の手がかりとなる。検索方法も、ファイルシステム上のファイルを順番に検索しなければならず、発見までに時間がかかる。また、ファイル名以外に検索に利用できる属性も、保存された日付やファイルサイズなど、コンテンツとは関係のないものに限られており、目的のコンテンツをなかなか見つけ出せない。

 セキュリティやデータの整合性に関するデメリットもある。ファイルベースで保存されている場合、その保存先ストレージを共有設定にしなければならない。インターネットから直接アクセス可能にする場合、この共有設定部分が大きなセキュリティホールになる。また、バージョン管理や排他制御が難しく、コンテンツが重複したり、更新内容が反映されなかったりすることもある。

 そうしたファイルベースのデメリットを少しでも解消するために、ファイルのプロパティをメタ情報として管理することもある。これにより、検索性が高まって処理も高速になるが、管理はより複雑になる。また、セキュリティ上のデメリットはそのままだ。

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