「Web2.0」サイト、全トラフィックの12%に――米調査

サイトの閲覧者に比べ、コンテンツの提供や編集を行う人の年齢層は比較的高いことも判明した。

» 2007年04月28日 06時53分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米Hitwiseは4月26日、米国のWebトラフィックに関する調査報告を発表した。YouTubeやWikipediaといった「Web2.0」的サイトが全トラフィックの12%を占めており、この比率は2年前から2ポイント伸びているという。調査は、4月の第1週に、米国の1000万人以上のインターネットユーザーを対象に行った。

 分野によっては、Web2.0サイトが大きなシェアを占める。たとえば教育参考資料の分野では、3272サイト中、Wikipediaが閲覧数の26%を集め、圧倒的な首位となった。

 調査では、サイトの閲覧者と、コンテンツの提供者で年齢層が異なることも判明。YouTubeでは、サイト閲覧者で最も多いのは18〜24歳の層だが、ビデオクリップをアップロードしている人は35〜44歳が最も多い。Wikipediaでも、閲覧者は18〜24歳が最も多いが、記事の編集者では45〜54歳の比率が最も高くなっている。ビジター数に占めるコンテンツ提供者の比率はサイトによって差があり、YouTubeでは、アップロードを行ったのは全ビジターの0.16%にすぎないが、Wikipediaではビジターの4.5%以上が記事の編集などを行っている。Flickrでは、写真のアップロードを行ったのは閲覧者の0.2%だった。

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