ソリューションプロバイダー各社の支持を得るWPF(2/2 ページ)

» 2007年05月01日 16時58分 公開
[Darryl K. TafteWEEK]
eWEEK
前のページへ 1|2       

 MicrosoftでWPFとMicrosoft Silverlightを担当するシニアプロダクトマネジャーのパリマル・デシュパンデ氏は、「Infragisticsは、エンタープライズ環境に不可欠な、ユーザーになじみのあるコントロールのセットを開発者とデザイナーに提供することにより、WPFのパワーを拡大した」と発表文で述べている。

 「NetAdvantageが提供するコントロールを利用すれば、開発者やデザイナーはWPFのパワーを容易に活用し、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスを改善することができる」(同氏)

 NetAdvantage for WPFには、「xamDataGrid」というプレゼンテーションコントロールが含まれる。同社によると、xamDataGridはインラインデータ編集、階層式データ表示、データのソート/分類など従来のグリッドUI(ユーザーインタフェース)機能を数多くサポートするという。

 xamDataGridに加え、Infragisticsの新製品は「xamDataPresenter」コントロールセットも備える。このセットには、ベースレイアウト機能を提供する「xamCarouselPanel」などのツールが含まれる。また「xamCarouselListBox」は、xamCarouselPanelを従来のバインド項目リストと統合する。これにより、フラットなデータ項目リストを、xamCarouselPanelのレイアウト機能を利用するコントロールにバインドして、リスト内で各項目を配置することができる。

 xamDataCarouselは、xamCarouselListBoxのコンセプトを拡張するもので、階層式データ表示やデータのソート/分類など各種の機能強化を提供する。

 Infragisticsによると、同コントロールはバインドデータの構造に基づいて項目テンプレートを自動的に生成する機能も備えており、開発者はこの作業から解放されるという。また、xamDataCarousel、xamCarouselListBoxおよびxamCarouselPanelは、WPFが登場するまで利用できなかったUIレイアウト機能を開発者とデザイナーに提供する、と同社は説明する。

 InfragisticsでNetAdvantage for WPFを担当するプロダクトマネジャー、アンドリュー・フリック氏は、「Infragisticsは、WPFプラットフォームのパワーを拡大するツールの開発を目指してきた。NetAdvantage for WPFは、次世代のユーザーエクスペリエンスを提供することによってこの目的を達成する」と語る。

 「当社のWPFコントロールは、魅力的な高解像度グラフィック、リッチなスタイル作成/アニメーション機能、統合型UI仮想化技術などのWPFプラットフォーム機能を活用するために一から開発したものである」とフリック氏は発表文で述べている。

前のページへ 1|2       

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

注目のテーマ