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» 2007年05月16日 12時48分 公開

国際専用線に代わる選択肢 アカマイが業務アプリの高速配信サービスを開始

アカマイは、業務アプリケーションの高速配信サービスである「アプリケーション・パフォーマンス・ソリューションズ」を強化すると発表した。

[藤村能光,ITmedia]

 アカマイは5月15日、企業向け業務アプリケーションの高速配信サービスである「アプリケーション・パフォーマンス・ソリューションズ」(APS)を開始すると発表した。APS事業拡大の下、新たに日本IBMとNEC、イーシーワンと協業を強化することも併せて発表した。

 同社の小俣修一代表取締役社長によると、アカマイのノウハウを業務アプリケーションに応用することで、「途切れない」ことを保証する業界初のサービスになるという。インターネット接続に関して、アカマイのプラットフォームが国際専用線に代わる選択肢となることを提示した。

ALT アカマイの小俣修一氏

 APSは、世界71カ国に2万台の専用サーバを配備したアカマイプラットフォームから、業務アプリケーションを高速で配信するサービスとなる。インターネット網を制御し、性能の向上やパケットロスへの解決策をオンデマンドで図りつつ、Webベース、IPベースでのアプリケーションの高速化を実現する。SOX法やコンプライアンスに起因したデータセンターの集約、サーバ統合の問題にも対応し、導入にかかる時間やコストの削減にも効果を発揮する。

ALT APSの概要

 APSの特徴は、世界各国に配置されたサーバから、トラフィックに対する最適なルートを見つけ、遅延やパケットロスを減らす機能を持つことにある。例えば、東京と香港間をインターネットで通信する場合、通常はデータ転送に346msec(ミリ秒:1000分の1秒)かかり、5.36%のパケットロスが生じる。APSを導入すると、かかる時間はわずか69msec、パケットロスは0となる。

 アカマイ・テクノロジーズのフィル・ハレル副社長は、今後のAPS事業に対して「グローバルに分散している取引先や従業員向けのアプリケーションの性能向上とコストへの課題を解決し、いかなるアプリケーションやユーザーにも対応するサービスを提供していく」という構想を述べた。

ALT アカマイ・テクノロジーズのフィル・ハレル氏

 ASPでは、50%のパフォーマンスの向上や改善を約束する。価格は、アプリケーションの地域的な点在や数、大きさなどによって決まるが、小俣氏によると「コストモデルとして、150万円からを想定している」という。

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