ヘルツと志満秀は、QRコードを印刷したおせんべいとしては世界初の「QRえびせん」を発売する。
インターネットコンテンツ制作のヘルツと食品製造販売の志満秀は6月4日、世界では初めてQRコードを印刷したせんべい食品「QRせんべい」を発売した。同社によれば、QRコードを印刷した商用食品は世界初という。
QRせんべいは、志満秀が製造販売する人気商品「海老煎餅」の表面にQRコードを印刷したもの。アフリカ原産の植物から抽出した色素と志満秀の高精細な食品印刷技術を組み合わせることにより、携帯電話のバーコードリーダで読み取れるQRせんべいを開発した。
志満秀の海老煎餅は、ISO9001/14001を取得している同社工場にて手作業で製造されている。瀬戸内海地方の贈答品として、駅や空港のお土産品、全国の大手デパートなどでも販売されるなど、人気商品となっている。
QRえびせんの制作と製造はヘルツで受注する。制作費は1回当たり1万500円で、別途、製造枚数に応じたせんべい代が必要。ヘルツでは、食品に印刷されたQRコードとして、ユーザーの好奇心による高い読み取り率が期待されるという。また、6月6〜7日に東京ミッドタウンで開催される「NET Marketing Forum 2007」のウェブテクノロジのブースでQRえびせんが配布される。
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