東芝、光学ドライブ付きでは世界最軽量のノートPCを発売

東芝は長年の高密度実装技術を活かし、光学ドライブモデルでは世界最薄・最軽量のA4ノートPCを発表した。

» 2007年06月05日 19時49分 公開
[ITmedia]

 東芝は6月5日、光学式ドライブを搭載するPCでは世界で初めて重さ900グラム以下を実現したA4ノートPC「dynabook SS RX1」を6月22日に発売すると発表した。光学式ドライブ付きノートPCとしては、世界最薄、最軽量になるという。

dynabook SS RX1

 SS RX1は、64GBのフラッシュメモリモデルで重さ848グラム(光学ドライブ搭載)、厚さ19.5ミリメートルを実現する。HDD搭載モデルでも重さ959グラムとなる(同)。

 本体は、1997年にノートPCでは世界で初めて採用したマグネシウム合金の鋳造技術の経験と高密度実装技術によって、可搬性に優れたサイズを実現しつつも、高さ75センチメートルからの落下の衝撃や100ccの浸水に耐える独自のウォーターブロック構造で堅牢性を確保する。

 ディスプレイ部は、12.1型ワイド半透過型液晶を採用して直射日光下でも視認性を確保する。付属の大容量バッテリは、最長12.5時間の駆動を実現しつつも、コンパクトな本体構造を活かして、重量増など持ち運び時への影響を大幅に軽減した。

 CPUには、インテル Core 2 Duoプロセッサ超低電圧版 U7500(1.06GHz)を採用し、デュアルコア構造による処理性能の向上と省電力化を両立させている。また、LANやUSB2.0、RGB出力、セキュリティロックスロットなどを持つオプションの「スリムポートプリケータ」を8月に発売する。

 セキュリティ機能では、TPMチップによるハードウェア暗号化機能や指紋認証センサー、SDカードトークン機能、HDDプロテクション機能を搭載している。 発売時期は、企業向けカスタムモデルが6月22日、企業向け仕様特定(HDDまたはフラッシュメモリ)モデルと家庭向けフラッシュメモリモデルが7月下旬、家庭向けHDDモデルが8月下旬を予定する。

企業向けモデルのスペック(※選択可能な項目)
モデル HDDモデル フラッシュメモリモデル カスタムモデル
OS Windows XP Professional Windows Vista Business Windows XP Professional/Vista Business※
CPU インテル Core 2 Duo U7500(1.06GHz)
チップ・セット モバイル インテル GMS945 Express
セキュリティ・チップ あり(TCG V1.2準拠)
指紋センサー あり
メモリ 1GB(最大2GB) 512MB/1GB/1.5GB※
ビデオRAM容量 最大256MB
ディスプレイ 12.1型WXGA 半透過型TFT液晶(1280×800画素)
ストレージ 80GBB※ 64GB 80GB/120GB※
ドライブ DVDスーパーマルチ※
ワイヤレス IEEE802.11a/b/g※
イーサネット 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
サイズ 283×215.8×19.5〜25.5mm(W×D×H)
質量(バッテリ含) 879〜1079g 768〜968g 1010g〜1090g
バッテリ駆動時間 5.7〜11.5時間(大容量型) 6.2時間(標準型)/12.5時間(大容量型) 11.5時間
販売価格 39万1860円/42万3360円(光学ドライブ) 60万1860円/63万3360円(光学ドライブ) 36万8760円〜

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