NGNに適応する通信品質計測技術を開発──NEC

ネットワークを流れる一部パケットを観測することにより、音声や映像配信の品質を高精度に推定可能。

» 2007年06月07日 19時25分 公開
[ITmedia]

 日本電気株式会社は、通信サービスで使われているさまざまなプロトコルやその特性を考慮し、大量に流れるデータの一部(最大比1:100)のみを観測するだけで、実際の通信サービス品質(通信量やパケットロス、遅延の発生有無など)を高精度に推定できるネットワーク品質監視手法を開発した。

 ネットワークを流れる全てのパケットを監視する必要がなく、また、観測のために試験データを流すことも不要となり、サービスの提供に影響を与えることなく監視を行うことが可能。NGNなどの大規模/高速ネットワークにおける高信頼化と安定性の実現へ、実用的なコストと運用性で貢献する。

 なお、本研究の一部は、総務省からの委託研究である「次世代バックボーンに関する研究開発」プロジェクトの成果となっている。


 本技術の成果を用いた運用管理ソリューションが、6月13日(水)〜15日(金)に幕張メッセで開催の「InteropTokyo 2007」で紹介される。

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