XMLコンソーシアム、Web2.0を企業情報システムへ導入する提言書を公開

XMLコンソーシアムは、企業情報システムにWeb2.0の考えやサービスを導入するための手引き「エンタープライズ・システムのためのWeb2.0」を公開した。

» 2007年06月15日 12時23分 公開
[ITmedia]

 XMLコンソーシアムは6月15日、同団体が開催するWeb2.0部会とWebサービス実証部会の活動成果をまとめた「エンタープライズ・システムのためのWeb2.0」提言書を公開した。

 同提言書では、マッシュアップ・アプリケーションの作り方や、Ajaxの開発手法、Webサービス公開による収益モデル、SaaSによるエンタープライズ2.0の進行など、企業情報システム(エンタープライズ・システム)におけるWeb2.0実装の手引きや実例が掲載されている。

 Web2.0に総称される技術やビジネスモデルはコンシューマ分野では広く普及しているものの、企業情報システムへの導入は進んでいない状況。同団体の鶴保征城会長はプレスリリースの中で「SaaSをはじめとする企業情報システムのWeb2.0化は避けられない流れ。この提言書が今後の企業情報システムを考える上での一助となれば」と述べ、XML技術の実用化を目指す。

 同提言書はXMLコンソーシアムのホームページ上で公開されている。

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