イー・モバイルは国内では初めてMac OS対応のHSDPA方式USBデータモデムを発表した。ライトユーザー向けの新料金プランも導入する。
イー・モバイルは6月22日、Mac OS対応USB型データモデム「D01HW」および2段階制定額料金プラン「ライトデータプラン」を発表した。
D01HWは、国内では初めてMac OSに対応したHSDPA方式USBデータモデムで、本体重量約40グラムのコンパクトサイズとなる。製造元は中国のHUAWEI TECHNOLOGIESで、同社では英VodafonやスペインのTelefonica、Telecom ItaliaなどにもUSB型データモデムを供給しており、累計で約200万台を出荷しているという。
イー・モバイルのエリック・ガン代表取締役社長兼COOは、「サービス開始前からMac対応を求める声が多く、半年をかけて開発を進めてきた」という。
対応OSは、Mac OS ] 10.3.7〜10.4.9、Windows Vista(32ビット版)/XP SP2/2000 Proffesional SP4。オンラインショップ価格は、新規契約で標準データプランの場合が3万3980円、データプラン(いちねん)の場合では9980円となる。6月23日から発売する。
ライトデータプランは、月額2480円(年とく割の場合)から利用でき、上限額が5480円(同)の2段階の定額プラン。データ通信量が14万〜42万パケットの間は、0.0105円/パケットの従量課金となる。最低額の場合はPCメールが3.1通/日(1通=88キロバイト計算)、上限額では9.5通/日(同)の利用が目安だ。
ライトデータプランの上限額は、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルが提供する定額制プランの上限額の約半分程度で、「スマートフォンを利用する場合などは、非常にコストメリットがある」(ガン氏)という。また、ウィルコムの「ウィルコムデータ定額プラン」よりも料金は全体的に低く抑えられた。
ガン氏によれば、サービス開始から2カ月間のユーザートラフィックの状況は、データカードユーザーの場合で月間1.4ギガバイト容量のデータを送受信しているという。PDA型端末「EM・ONE」ユーザーでは、この4分の1程度とのことだ。
「ヘビーユーザーはアナリストやマスコミ関係者が多く、他社のプランでは最も高い場合で61万7000円以上にもなる」(ガン氏)
ライトデータプランは7月1日から導入し、7月31日までの1カ月間は無料となる(新規契約が対象。新規開業エリア向けの無料キャンペーン利用者には適用されない)。既存ユーザーからのプラン変更は手数料無料で受け付ける。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.