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» 2007年06月25日 17時51分 公開

重複データを500分の1に削減、シマンテックがストレージ製品を発表

シマンテックは、複数のリモートオフィスが抱える重複データを削除し、単一ネットワークに統合するストレージ製品「Veritas NetBackup PureDisk」を日本市場に投入する。

[藤村能光,ITmedia]

 シマンテックは6月25日、グローバルに広がる拠点が抱える重複データを削除する「Veritas NetBackup PureDisk」を日本市場に投入すると発表した。

画像 シマンテック 製品統括本部 執行役員 足立修統括本部長

 このたびラスベガスで開催されたシマンテックの年次カンファレンス「Symantec Vision 2007」でも取り上げられたNetBackup製品群。NetBackupを構成する最新製品となるNetBackup PureDiskは、グローバルに広がる数十〜数千規模のリモートオフィスが抱える重複データを削除し、単一のセンターでデータを集中管理できる特長を持つ。

 シマンテックは、今日のデータセンターが直面している問題として、あるデータの50〜500倍もの重複データが拠点に存在すること、ストレージの有効利用率が約30%にとどまることなどを指摘する。NetBackup PureDiskはメタデータ管理を行うファイルをコンテンツから切り離して管理できるため、重複排除した数百Tバイト規模のデータを簡単に構成、保守できる。またNetBackup PureDiskのストレージを管理するサーバ停止が起こった場合も、待機サーバへの接続が数分で可能となる。

 データ保存の容量を劇的に小さくするのもNetBackup PureDiskならではの特長だ。WAN経由で中央のサイトにバックアップするデータは通常の50分の1〜500分の1、中央のディスクベースのストレージシステムに保管されるデータ量は通常の10分の1〜50分の1になる。ある官公庁でNetBackup PureDiskが導入された事例では、データ保持期間を12週間(12回のフルバックアップと72回分の増分バックアップを含む)とし、保存に必要なストレージ容量を圧縮テープとPureDiskで比較した場合、必要な容量はそれぞれ6.18Tバイト、0.275Tバイトとなった。

 またリモートサイトにおけるテープメディアの処理が不要となり、管理コストを4分の1に減らすことができる。

 同社マーケティング本部の浅野百絵果リージョナルプロダクトマーケティングマネージャーは「PureDiskはNetBackupシリーズの一製品。他の製品と組み合わせて効果が発揮されるため、他社製品との比較はしない」とした上で、市場での優位性について「グローバルに広がる拠点に対応できるのが他の製品にはない特長」と説明した。

 NetBackup PureDiskは8月上旬より提供予定。主に国内外に多くの拠点を持つ製造業や金融業、バックアップ業務などを提供するデータセンターなどを対象とする。価格は1サーバライセンス当たり135万円(1クライアント、250Gバイトの容量を想定)から。

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