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» 2007年09月04日 21時00分 公開

中堅中小向けにOfficeなどのライセンス料を割引提供

マイクロソフトは9月3日、同社が展開する中小規模事業所に向けたIT支援施策「全国IT推進計画」の強化プランとして、価格割引と情報提供を軸とする新たなキャンペーンを開始した。

[柿沼雄一郎,ITmedia]

 マイクロソフトは9月3日、同社が展開する中小規模事業所に向けたIT支援施策「全国IT推進計画」の強化プランとして、2007 Office systemなどの価格割引と情報提供を軸とする新たなキャンペーンを開始した。

 「中堅中小企業向けIT活用応援キャンペーン」として9月3日から12月28日まで実施される本施策は、中堅中小の企業がより手軽にITの導入および活用を行えるように、価格面で敷居を下げ、セミナーなどの情報提供活動で利活用を啓発するもの。

 同社は、政府によるe-Japan戦略が発表された2001年からこれに賛同し、中堅中小企業向けのIT利用促進の支援取り組んでいる。そもそもITとは何かといったところから、経営とITをどのように結びつけるかといった啓蒙まで、さまざまなプログラムでITの浸透を図る活動を行っている。この分野を統括担当する同社 業務執行役員 ゼネラルビジネス統括本部長の森上寿生氏によれば、今回はその活動の中で得られた顧客からのフィードバックをもとにIT化を妨げている要因を探り、その障壁を取り払うためのプログラムになっているという。

 森上氏によると、多くの顧客は主に投資面での金額上の不安を抱えており、かつ製品やソリューションの内容を理解するための機会に恵まれていない状態にあるという。ここに、IT化を踏みとどまらせる大きな要因があると森上氏は分析する。中堅中小企業にとって、いまだITはコストの掛かるものであり、理解に多大な努力と労力を要するツールでしかないというのが大方の見方だ。

 こうした認識を払拭するために打ち出されたのが、今回のプログラム。導入支援策として3つ、IT利活用のための情報提供の施策として2つが組み込まれている。

 具体的には、中堅中小企業向けのソフトウェアライセンス販売方法であるボリュームライセンスプログラム「マイクロソフト オープンライセンス」の初回購入ライセンス数量を、現在の5本以上から3本に変更する。PC1台分から(例えば2007 Office system、Windows Server CAL、Office Groove 2007の3本)の導入がしやすくなる。

 また、同社製品のオープンライセンスまたはオープンバリュー出荷価格を15〜50%割引で提供する。特にWindows Server 2003 R2の場合はCALとSA(ソフトウェアアシュアランス)同時購入の場合、SA相当の価格を割引で購入することができ、Windows Server 2008 CALへの無償アップグレード権も含まれる。

ライセンス割引の対象製品 割引率
Microsoft Office Professional Plus 2007 15%割引
Microsoft Windows Server クライアントアクセスライセンス&ソフトウェアアシュアランス 30%割引
Microsoft Office Groove 2007 50%割引
Microsoft Forefront Client Security 25%割引
Microsoft System Center Essentials 2007 50%割引

 さらに、オープンライセンスまたはオープンバリューでExchange ServerおよびOffice SharePoint ServerのサーバライセンスおよびCAL(3〜200ライセンスまで)を購入した場合には、ライセンス数に応じて2万5000円から80万円までのギフト券がプレゼントされる。このギフト券は、購入パートナーからほかのサービスや製品を購入する際に利用できる。なお、このプログラムのみ終了日が異なり、申し込みクライアントアクセス ライセンス合計数が原則2万5000ライセンスに達した時点での終了となる。

購入ライセンス数 ギフト券
3-20ライセンス 2万5000円ギフト券
21-50ライセンス 10万円ギフト券
51-100ライセンス 25万円ギフト券
101-150ライセンス 50万円ギフト券
151-200ライセンス 80万円ギフト券

季刊情報誌の無償提供も

 製品やソリューションの価値を理解してもらうための機会を創出していく観点からは、まず季刊雑誌「IT's POWER(イッツパワー)」を創刊し、課題解決や導入事例などの紹介を行っていく。年間4回の刊行予定で、創刊号は2007年9月下旬をめどに発行される。創刊号の巻頭を飾るのは、同社で法人ビジネスを統括する代表執行役兼COO兼ゼネラルビジネス担当の樋口泰行氏。中堅中小の市場に対する同社の真摯な取り組みを語っている。IT's POWERは同社のWebサイトで定期購読の先行予約を受け付けている(Windows Live IDによる登録が必要)。

 さらに、本キャンペーンで提供している製品の導入や活用を支援する「IT活用応援セミナー」が、全国50カ所で120回、1万人を目標として年内に実施される。バスを全国に走らせながらすでに実施している「全国IT実践キャラバン」に相乗りする形をとり、さらに地方に展開する同社支店のセミナールームなども利用して、同社製品によるIT利活用の具体的なソリューションや事例などが説明される。2007年9月下旬より順次開催される予定。

 森上氏は本施策の抱負をこう語る。「ITはあくまで道具。けれどもそれをうまく活用することで、経営力や企業力を高めていくことができる。他国に負けない強い企業の創出を推進していきたい」。

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