Sunはストレージ部門とサーバ部門を統合し、システム部門とすることを明らかにした。
米Sun Microsystemsは、ストレージ部門とサーバ部門を統合し、新たにシステム部門とする。同社のジョナサン・シュワルツ社長兼CEOが10月1日、自身のブログで明らかにした。新設のシステム部門は、コンピュータ、ストレージ、ネットワーキングシステムの融合を目指す。
サーバ、ストレージといった個々の製品の枠組みを超えた、システムレベルでの技術革新によって、データセンターの将来のニーズに備えたいとしている。今後もマルチプラットフォーム対応ストレージ製品の提供に力点を置くが、同時に、「標準化と統合」を望むデータセンター管理者の声に応えるべく、統合型システムの開発を進める考え。
シュワルツ氏は、Sunにおける過去の部門統合が製品機能統合面で成果を上げていることを強調し、今回の部門統合も成功するはず、との見方を示す。同社は1年前、x64サーバ部門とSPARCサーバ部門を統合。この統合から「スケーラビリティの高いx64システムが生まれた」と同氏は述べている。
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