連載
» 2007年10月05日 16時10分 公開

新聞3社の提携、クールビズの延長――薄れることへの危惧オルタナブログ通信(2/2 ページ)

[森川拓男,ITmedia]
前のページへ 1|2       

消えてしまったメールの重みとは?

 大里真理子氏「マリコ駆ける!」に投稿されたメールの重みは、共感を覚える人も多いのではないだろうか。未処理のメールを処理済にしてしまい、未処理メールの在りかが分からなくなってしまうこと。ひいては必要なメールも含めて、誤って削除してしまうことだ。

 実は、筆者もそのようなことがあった。そのときはたいてい諦めてしまっていたのだが、大里氏も「何もしない」という提案をしている。といっても完全に何もしないのではなく、「パソコンがクラッシュしてしまいメールがなくなったため、大事な用がある人は至急連絡してください」というメールを、深い仕事関係者に送るというのだ。

 すると、お悔やみのメールは来ても、「依頼した仕事はこれこれです」などというのは皆無に近いという。つまり、山のようなメールのほとんどは、緊急度や重要度は高くない案件、もしくは仕事上近くない人からのものである――

 このような状態になった時、あなたなら、どうするだろうか。

献立検索キーワード

 読者は食事の献立を考える場合、どのようにするだろうか。1つは、家にある食材を吟味してメニューを考えるか? チラシをチェックしてメニューを考えてスーパーへ買い物へ行くか? それとも何も考えずにスーパーへ行って献立を考えるか、といったところだろうか。

 筆者の場合も同じなのだが、最近よく利用するのが、レシピサイトだ。一応、料理本もあったりするが、例えば家にある材料を入力して、作ることができるレシピを探せば効率的だ。足りないものがあれば買いに行くか、うまく調整すればいい。

 小林啓倫氏「シロクマ日報」に投稿された「献立検索キーワード」が食品売り場を変える?でも、筆者が利用しているレシピサイトのことが取り上げられていた。

 レシピサイトで入力した検索キーワードの傾向から、スーパーの品揃えなどとも直結するようになるかもしれないという将来の展望が述べられているが、確かにこれは面白い。このようなレシピサイトで検索することは不要なものは検索しないわけであり、キーワードの頻度を解析することで何が求められているのかが分かるかもしれないわけだ。

 ただしこれには大きな弱点がある。コメントにもあるし、筆者の使い方でもそうなのだが、家にある食材をキーワードに作ることができる献立を探す場合、「入力したキーワード=すぐに購入する食材」とはならないからだ。

 このあたりの調整をどうするかが肝となるだろう。単にレシピを集合させたものが、新たなビジネスモデルへと発展していく過程にあることは間違いない。

著作権法の複製とコンピュータ

 ネットと著作権の話が尽きることはなく、常にランキングでも上位に入ってきているが、法律における複製の定義と実態について、なかなか興味深いエントリーが投稿された。栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」著作権法における複製とコンピュータについてだ。

 栗原氏が指摘するように著作権法では、「複製」という行為に対して、制限を加えている。しかし、「視聴」という行為に関してはその対象ではないというのが、現在までの考え方だという。

 コンピュータと関係ない世界では、この「複製」と「視聴」はハッキリと区別できるが、コンピュータではそうはいかないというのが実態とのことだ。それはなぜかといえば、コンピュータを用いてデジタルコンテンツを見聞きする場合、必ず内部にコピー処理(キャッシュ)が行われてしまう。著作権法を厳格に適用すると、これも複製になるというのだ。つまり、ストリーミング再生時に作られるキャッシュも、著作権法上の複製になると指摘だ。

 これ以外にもサーチエンジンのキャッシュなど、法律制定時には想定していない事態になっている。いわば法律が時代に追いついていないわけだ。栗原氏が言及されているように、「視聴に伴うコンピュータ内のコピー処理は著作権法上の複製には該当しない」という線での法改正が急務なのかもしれない。改めて考えさせてくれた。

 最後に1つ気になったエントリーを。

 石坂渉氏「Web屋さんのココロえ」に投稿されたアスキーとメディアワークスが合併?には、かつて関連会社でバイトしていた経験を持つ筆者も同様に驚いた。企業の分割、吸収、合併といったことが繰り返されると、このようなことが起きるのだなぁと、実に感慨深い。

 以上、9月27日から10月3日にかけて、オルタナティブ・ブログに投稿された200を越えるエントリーの中から、筆者が気になったものを幾つかピックアップしてみた。

 しかし取り上げることができたのは、このうちのわずか数本に過ぎない。大多数の興味深いエントリーは取り上げることすらできなかった。本記事を読んで興味を持たれたものがあったら、ぜひオルタナティブ・ブログの他のエントリーも読んでもらいたい。

 オルタナティブ・ブログを読む場合、まずは「最新投稿一覧」から、オルタナティブ・ブログ全体の新着エントリーをチェックするといい。新着自体のRSS配信も行っているので、リーダーなどでチェックして、気になるエントリーを読む事ができる。そこで気になるブロガーを見付けたら、「ブロガー一覧」や、そのブロガーのRSSから直接新着をチェックしてみよう。また、オルタナティブ・ブログのPodcast配信(「オルタナティブ・ブロガー リレー」)で肉声まで聴けるかもしれない。

 ITの今を知る、新たな発見があるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ