富士通BSCは、Windows Mobile OSを搭載するスマートフォンに対応したデータ暗号化ソフト「FENCE-Mobile」を発売する。
富士通ビー・エス・シーは10月16日、Windows Mobile OSを搭載するスマートフォンで利用可能なデータ暗号化ソフトウェア「FENCE-Mobile」を発表した。12月25日に発売する。
FENCE-Mobileは、同社のPC向けセキュリティ製品シリーズ「FENCE」をスマートフォンに対応させたもの。FENCEシリーズ製品をインストールしているPCと、FENCE-Mobileをインストールしたスマートフォン端末との間では、暗号化されたデータを交換できる。
暗号化するデータは、端末内に保存されているPIM(個人情報)や「マイ ドキュメント」フォルダ内のデータ、Outlook Mobileのメール添付ファイル、マルチメディアデータ。また、外部メディア内のデータはすべて暗号化する。
暗号化機能以外に、赤外線やBluetooth、無線LAN、携帯電話ネットワークの接続禁止といったデバイス制限や、インストールr−ズ済みアプリケーションの不必要な利用を禁止する起動制限機能を搭載する。管理者側では、セキュリティポリシーのファイル作成やスマートフォン用インストーラの作成、また端末への配布作業が行える。また、バックアップソフトウェア「FENCE-Pro 自動暗号パック」を利用して、スマートフォンの暗号化データをPCにバックアップできる。
対応OSは、Windows Mobileのバージョン6で、バージョン5への対応は未定。価格は1ライセンス当たり1万500円で、同社では今後3年間で20万ライセンスの販売を見込む。
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