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» 2007年10月29日 15時08分 公開

女性ユーザーが5倍近くに――Windowsケータイの利用者が広がる(1/2 ページ)

Windows Mobileスマートフォンのユーザーが広がっている。ビジネス、ライフスタイルの両面で使える端末やサービスの普及で、ユーザーのすそ野が広がった。

[國谷武史,ITmedia]

 マイクロソフトは10月29日、スマートフォン/PDA向けOS「Windows Mobile」の最新動向について説明を行った。国内初のスマートフォン端末の登場から2年が経ち、着実にユーザーのすそ野を広げつつあるという。

マイクロソフトの梅田成二モバイル&エンベデッドデバイス本部長

 説明の冒頭、モバイル&エンベデッドデバイス本部の梅田成二本部長は「Windows Mobileを搭載する携帯電話をわれわれは『Windowケータイ』と呼んでいるが、Windowsケータイが携帯電話の1つのカテゴリーを形成するようになり、市場に根付きつつある」と述べた。

 Windowsケータイは、2005年にウィルコムがPHSの「W-ZER03」を発売したのを皮切りに、2006年はウィルコムが「W-ZER03[es]」を投入。NTTドコモ(hTc Z)とソフトバンクモバイル(X01HT)もWindowsケータイを発売した。今年3月にはイー・モバイルが「EM・ONE」を発売し、現在までに4キャリアから12機種が発表されている(発売予定を含む)。

 梅田氏は、「昨年12月のWindowsケータイ1周年の場では2007年に10機種をラインアップすると発表したが、端末の選択肢が広がったことで、利用者の中心だったモバイルのアーリーアダプター層やビジネスマンに加えて、一般での利用が広がってきた。使い方も従来はインターネット閲覧やメールなどPDAライクなものが多かったが、通話利用に関する問い合わせが目立つようになり、携帯電話としても意識されて利用されるようになった」と話した。

端末のラインアップ拡大に加えて、スマートフォン向けのオンラインサービスがキャリアやISP、またユーザーの有志からも提供され、使い方が広がる(写真はYouTube動画も検索・再生できる「mobatube」)

 マイクロソフトがこのほど行ったWindowsケータイのユーザー動向調査では、女性ユーザーの比率が昨年の3%から今年は14.6%へ大幅に拡大。また、20〜30歳代のユーザーの比率が昨年の39.8%から今年は62.6%に拡大した。「従来はPDAに慣れた30代後半から40歳代の利用が中心だったが、若い世代へ急速に浸透しているようだ」(同社広報)

 Windowsケータイは、コンシューマー利用だけでなく企業の情報システム端末としても注目されており、日系・外資系企業を問わず、コミュニケーション用途や業務データの入出力端末として導入が広がっている。

企業のITシステムと連携するソリューションが整いつつある

 「最近では端末を1000台規模で導入するケースも出てきた。Windows Mobile環境では、アプリケーションをVisual Basicで開発でき、SQL Serverも利用できる。最近ではMicrosoft Dynamics CRM やSharePoint、Office Communicaions Sever 2007にも対応し、従来のExchanege Server連携以外に企業向けのソリューションが整いつつある」(梅田氏)

 また、セキュリティ対策では端末を紛失した場合に、遠隔から操作ロックやデータを消去できるサービスがキャリアやベンダーから提供されてきた。最近ではデータ暗号化や認証機能、VPN接続などアクセスラインでのセキュリティ対策サービスの種類が広がりつつある。

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