第6世代となる「Itanium」9100番台をインテルが発表

インテルは、最新版のプロセッサとなる「Itanium」7製品の販売を開始した。

» 2007年10月31日 19時44分 公開
[ITmedia]

 インテルは10月31日、開発コード名でMontvaleと呼ばれていたプロセッサを「デュアルコア インテル Itaniumプロセッサ9100番台」として発表した。デュアルコア「9150M」「9150N」「9140M」「9140N」「9130N」「9120N」と、シングルコア「9110N」の7種が用意されている。

 9100番台はFSB 667MHz、最大1.66GHzで動作する。プロセッサの負荷に応じて消費電力を低減する「デマンドベーススイッチング」をItaniumとしては初めて搭載したモデルとなる。

 また、2つのロックステップコアが1つの論理CPUコアのように振る舞うことで、データの整合性を取る「コアレベル・ロックステップ」により、信頼性がさらに向上している。

 1万2000種以上のアプリケーションや、Linux、Windows、HP-UX、z/OS、Solaris/SPARCなど複数のOSに対応するほか、仮想化やディスク領域を確保するパーティショニング機能を強化した。TransitiveやSWsoftなどの仮想化ソフトウェア企業からもサポートを受ける。

 価格は、シングルコアが7万9300円、デュアルコアが10万3700円から。NEC、日本HP、日立など「Itanium Solutions Alliance」に加入しているすべてのメーカーから、同プロセッサを搭載した製品が発売される予定。

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