PFU、文書管理システムと連携可能な帳票ソフト「BIP 10」を発売

PFUは、帳票ソフトとしては初めて文書管理システムとの連携機能を備えた「BIP 10」を発売した。

» 2007年11月06日 11時15分 公開
[ITmedia]

 PFUは11月6日、帳票ソフトウェア製品の最新版となる「BIP 10」を発売した。帳票ソフトウェアとしては初めて、文書管理システムと連携できるようになった。

 BIPシリーズは初版が1993年に発売され、単体製品としてだけでなく、ほかのベンダーが提供する帳票パッケージにも組み込まれている製品。最新版は、内部統制対応の1つとして注目される文書管理システムとの連携機能を搭載した。

 BIP 10では、帳票データの「受注番号」や「請求者名」、「請求内容」といった項目に入力されている言葉をキーワードとして抽出し、文書管理システムに抽出したキーワードを登録できる。

 これにより、例えば取引先からの問い合わせに対して、文書管理システムから必要な帳票データをすぐに検索でき、迅速な対応が可能になる。当初は同社の文書管理製品「OnBase」「楽2ライブラリ」に対応し、他社の文書管理製品にも対応を予定する。

 また、帳票設計では「氏名」や「所属」などの固定的な項目の文字を識別して、可変的な項目を自動作成する機能を搭載した。この機能により。従来製品と比べて開発効率が50%向上するという。このほか、Excel形式の帳票のサポートに加え、PDF出力時に閲覧期間や印刷制限、パスワード認証などを設定できる。

 価格は、帳票設計の「デザイナ」が23万円、クライアント側の出力ソフトウェア「ランタイム」が4万円、サーバ側の出力ソフトウェア「Standard Edition」が12万円、Standard Editionに文書管理連携機能やPDF出力機能などを追加した「Professional Edition」が45万8000円から。11月30日から出荷を開始する。

 対応OSは、クライアント側がWindows 2000 Professional/XP/Vista、サーバ側がWindows 2000 Server/Server 2003となっている。

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