Symantecの報告書では、環境問題や米大統領選など、ニュースや時事問題に素早く反応するスパムの手口が浮き彫りに。
米Symantecは11月7日、10月のスパムメール動向についてまとめた月例報告書を発表した。
MP3の音声ファイルを使った株価操作スパムや米大統領選便乗スパムが新たに登場。また、環境問題への関心の高まりに便乗したスパムも現れた。この手口では「アンケートに答えると、スポンサー企業が自分に代わって環境保護のための寄付をしてくれる」という触れ込みで詐欺サイトに誘導し、大量の個人情報を入力させるという。
こうした詐欺目的のスパムはスパム全体の18%を占め、前月の13%から増加している。一方、画像スパムは減少傾向が続いており、全スパムに占める割合は7%にとどまった。
10月にはGoogleの高度な検索機能を悪用したスパムも見つかるなど、手口は一層多様化、高度化が進んでいる。
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