処理性能は従来の約4倍――ユニシスとネティーザがDWH製品の実証実験

日本ネティーザとその販売パートナーである日本ユニシスは、DWH向けアプライアンス「PowerCenter Connect for Netezza」について従来製品との違いをアピールした。

» 2007年11月08日 15時38分 公開
[伏見学,ITmedia]

 日本ユニシスと日本ネティーザは11月7日、“情報爆発”をテーマにした日経BP主催の「エンタープライズ・データ・マネジメント・フォーラム2007」でセッションを行い、サーバとデータ統合製品を組み合わせた「PowerCenter Connect for Netezza」の紹介とその実証実験について報告した。

 同製品は、インフォマティカのデータ統合アプライアンス「PowerCenter」にネティーザのサーバ製品「Netezza Performance Server(NPS)」を組み合わせたもの。

PowerCenterとNPSの連携PowerCenterとNPSの連携 「PowerCenter」と「Netezza Performance Server」の連携

 NPSはリレーショナルデータベース管理システム(RDBS)とサーバおよびストレージを一体化したデータウェアハウス(DWH)向けアプライアンス。スニペットプロセッシングユニット(SPU)と呼ばれる専用ユニットを並列し高速なクエリ処理を可能にする。最大12.5Tバイトのデータや最大112個のSPUを格納するほか、消費電力を4.18キロワット以下に抑えることができる。

 実証実験では、データベースにアクセスするための標準仕様であるODBC(Open DataBase Connectivity)準拠製品と比較して、データロード時間で約4倍のパフォーマンスを実現した。具体的にはCSVファイル(データ量:60Mバイト〜100Mバイト、レコード数:100万件)の処理時間がODBCでは165秒掛かるのに対しNPSでは42秒で完了できる。

実証実験の概要 実証実験の概要

 日本ユニシスは、NPSを2年間で30億円、PowerCenterを3年間で10億円(20ライセンス)の販売を目指す。

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