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» 2007年12月21日 07時00分 公開

適材適所で省エネ化:サーバを「スリープ」してみたら (1/2)

データセンターの省電力化は大きな課題となっている。クライアントレベルで省電力といえばスリープモードがすぐに思いつくが、サーバにも適用できるのだろうか。

[Tom Kaneshige,TechTarget]

このコンテンツは、オンライン・ムック「サーバ祭2007」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


省エネ化できる部分はいくらでもある

 数台の物理サーバに仮想サーバ群を統合することで、多くのCIOがエネルギー、端的に言えばキャッシュをセーブしている。

 売上高4億ドルの聖ピータース医療サービスは、110台の物理サーバを仮想化し、5台の物理サーバに集約した。また最近オラクルに買収されたアジャイルは、ハードウェア関連のコスト削減のために仮想化へ踏み切った。

 昨年、アジャイルのIT担当上級副社長サニー・アザダー氏は、あやうく7000ドルのサーバを3000台購入しかけたが、最終的にファストスケール・テクノロジーの製品を利用して、仮想サーバを実装した。それによって210万ドルのコストがセーブできたことになるが、その金額は3年間1株当たり2セントの利益に匹敵する。アザダー氏は個人的に3000台のサーバが環境(と電気代)に与える影響を避けたかったこともあるが、投資金額の大きさと時期的なものが重なって仮想化プロジェクトが成功したことを率直に認める。

 データセンターの設備は一般に5年程度のサイクルで差し替えられるため、そのタイミングでエネルギー効率に優れたデータセンターへ衣替えするチャンスが訪れる。またエネルギー効率を高めるためには、省エネ・ベストプラクティスを導入することも有効な手段だ。「個人的な感想だが、省エネ化できる部分はいくらでもある」と語るのは、ローレンス・バークレー国立研究所のアプリケーションチーム主任調査官ビル・ツージ氏だ。「30%から40%の省エネ化は、それほど難しくない」と同氏は言う。

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