スパイウェア絶滅します――セキュリティソフト装う偽ツールの亜種

マルウェアを発見・削除してくれるツールに見せかけてユーザーをだます悪質プログラムがまた出現した。

» 2007年12月28日 09時50分 公開
[ITmedia]

 スパイウェア対策ソフトを装った悪質プログラムの新たな亜種が出現したと、セキュリティ企業のSunbelt Softwareが12月27日のブログで伝えた。

画像 アンチスパイウェアに見せかけているが、実体はIEDefenderという悪質な詐欺的プログラム(Sunbelt Softwareより)

 問題のプログラムはスパイウェア破壊ツール「Files Secure」と称し、Webで提供されている。ユーザーのPCにあるファイルをスキャンして、マルウェアを発見・削除してくれるツールに見せかけている。

 しかしSunbeltによると、これはセキュリティソフトを装った悪質プログラム「IEDefender」の亜種だという。この種のプログラムは、偽のスキャン結果を表示して詐欺的な警告を発し、有料プログラムを買わせたり、脆弱性を悪用してユーザーの許可なくインストールされることもある。

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