NECの米国法人、住友信託銀行NY支店に仮想化シンクライアントを納入

NECの米国法人は、情報セキュリティと事業継続性の強化を目的とする住友信託銀行ニューヨーク支店にシンクライアントを納入した。

» 2008年01月16日 12時50分 公開
[ITmedia]

 NECは1月16日、米国法人のNECコーポレーション・オブ・アメリカが住友信託銀行ニューヨーク支店に仮想シンクライアントシステムを納入したと発表した。情報セキュリティと事業継続性の強化を目的に、邦銀の海外支店が仮想シンクライアントを導入するのは初めて。

 納入したシステムは、サーバ上に利用者一人ひとりのPC環境を仮想的に構築し、サーバのリソースを利用者の負荷に応じて自動的に割り振るNECの「VirtualPCCenter」を採用。システム構成は、モバイルノート型シンクライアント端末「TCM160」、仮想PCサーバ、統合管理サーバ、VPNサーバ、統合管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」、VMwareの仮想化ソフトウェアなどとなっている。

 住友信託銀行は、情報セキュリティの強化、事業継続計画(BCP)に基づいて、災害時などに自宅でセキュアに業務を行うための環境構築を目的にシンクライアントを導入した。ニューヨーク支店に導入された端末は30台。住友信託銀行はシンクライアントシステムの社内展開を計画しており、ニューヨーク支店への導入は計画の第一弾になる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ