筑波大学、新スパコンの稼働は6月から SCSら3社が受注

住商情報システムら3社は、最大95TFLOPSのスパコンを筑波大学から受注した。

» 2008年01月30日 16時03分 公開
[ITmedia]

 住商情報システム(SCS)は1月29日、筑波大学計算科学研究センターから受注したスーパーコンピュータシステムの詳細を発表した。米Appro Internationalのサーバを648ノードで構成し、最大理論ピーク性能は95T(テラ)FLOPSに達する。6月から稼働する予定。

 同システムは、「オープンスパコン(T2Kオープンスパコン)」の基本仕様に基づき、1ノードにつきAMDの「クアッドコア AMD Opteronプロセッサ」を4個搭載する。システム間のインターコネクトであるInfiniBand 4x DDRを1ノード当たり4本実装し、ファイルシステムにはDataDirect Networksのディスクアレイ装置をプラットフォームとした大規模なクラスタ向けの「Lustre File System」を採用する。

 SCSがハードウェアおよびソフトウェアの調達、導入サポートなどを担当し、クレイ・ジャパン・インクがシステム全体のインテグレーションを行った。

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