Zimbra、オフライン機能も備えた新版グループウェアをリリース

「Zimbra Collaboration Suite 5.0」はWebベースのIMなどの新機能を加え、オンラインでもオフラインでも利用できる。

» 2008年02月05日 18時43分 公開
[ITmedia]

 米Yahoo!傘下のZimbraは2月5日、最新版のオープンソースグループウェア「Zimbra Collaboration Suite(ZCS)5.0」をリリースした。

 Zimbraはメッセージング機能とコラボレーション機能を備えたグループウェア。最新版ではOutlook 2007サポート、インスタントメッセージング(IM)やオフライン機能などで強化を図っている。電子メール、予定表、文書編集などの機能を持つZimbra Desktopアプリケーションは、オンラインでもオフラインでも利用できるようになった。メール受信箱や電子メールフォルダをほかのユーザーと共有する機能も加わった。

 AjaxベースのWebクライアントにはWebベースのIMやブリーフケースといった新機能が追加された。BlackBerry端末やJ2ME端末、iPhoneを含むモバイルブラウザ搭載端末からも利用できるようになった。

 またZCS 5.0は、サードパーティーの製品とマッシュアップするためのインタフェース「Zimlets」を使って、Yahoo!の検索や写真共有サービスなどのサービスと連係する。年内には、Zimbraの技術をYahoo!のWebメールサービスとカレンダーサービスに組み込む予定という。Zimbraは昨年、Yahoo!の傘下に入った

 ZCS 5.0のOpen Sourceエディションは無料でダウンロードでき、商用版のNetworkエディションはZimbraのサイトで60日間の無料トライアルを提供している。

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