EMCジャパンは、ハイエンドストレージ向け高速メモリドライブを3月31日から国内で発売する。
EMCジャパンは2月13日、ハイエンドストレージ「EMC Symmetrix DMX-4」向け高速メモリドライブを3月31日から国内で発売すると発表した。
フラッシュメモリを利用した高速メモリドライブのSSD(Solid State Disk)をEMC Symmetrix DMX-4に搭載して利用する。一般的に利用されている毎秒1万5000回転のファイバチャネルHDDに比べて、1秒当たりのI/O処理数が30倍となり、応答時間を最大10倍短縮できる。電力を消費する駆動部を持たない構造のため、ストレージアレイにおいてドライブ当たり38%の消費電力を削減できる。容量は73Gバイトと146Gバイトをそろえた。
為替や電子商取引のシステム、リアルタイムのデータ入力処理、メインフレームのトランザクション処理といった環境での用途を見込む。
ハイエンドストレージにSSDを採用するのはEMCが初という。米EMCのブライアン・ギャラガ上席副社長兼ゼネラルマネジャーは「SSD採用はストレージ市場において10〜20年に1度の革新。今後は(HDDに代わり)主流となる」と胸を張った。
価格は非公開。「I/O性能は磁気ディスクの30倍。それに見合った価格になる」という。Symmetrixシリーズで2008年に300台以上の販売を目指す。
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