IDSシェアーがビジネスプロセス評価ツールの最新版を発表、Flash技術を取り込む

BPMツールを提供するIDSシェアー・ジャパンは、ビジネスプロセスを評価し、業務フローを作成するツールの最新版を同日から提供すると発表した。

» 2008年03月14日 17時45分 公開
[怒賀新也,ITmedia]

 ビジネスプロセスマネジメント(BPM)ツールを提供する独IDS Sheerの日本法人、IDSシェアー・ジャパンは3月14日、企業内で機能している各種ビジネスプロセスを評価し、業務フローを作成するツールの最新版を同日から提供すると発表した。分析、評価した情報を閲覧する機能にFlash技術を採用し、操作性を向上した。世界にまたがるサプライチェーンマネジメントの再構築を図る製造業や、コールセンターの業務プロセスを改善する企業向けに提供する。

 製品名は「Aris Process Performance Manager 4.1」。新機能として、経営者や管理者が業務についての最新情報を把握できる「Performance Dashboard」「Management View」を追加した。従来のJavaプラグインではなく、Adobe Flash/Adobe Flex技術を採用して可視性を高めることで、幅広いユーザーにとって使いやすくした。

Performance Dashboardのイメージ

 Performance Dashboardには、カスタマイズするための設定ツール「Dashboard Builder」が標準で提供される。利用することで、傾向分析やしきい値による信号分析といったKPIのサマリーをユーザー向けにカスタマイズした形で表示できるようになる。

 このほか、例外監視機能を提供する「Easy Mining」、データを柔軟なレイアウトで表示したり、Excel形式での出力に対応するレポーティング機能も追加している。

 ARIS PPMは業務プロセスのパフォーマンスを監視し、評価、分析するソフトウェア。各種ERPなど複数の業務プロセスからデータを抽出し、その関係を考慮しながら企業内のビジネスフローを生成できる。ビジネスフローを財務指標などと結びつけることで、例えば指標の悪化要因やボトルネックなどを特定することができるようになる。その分析を基に、企業はプロセスに携われる人、情報システム、ビジネスルールなどの最適化を図ることになる。

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