日本HP、人気モデルを継承するビジネス向けPDA新製品を発売

日本HPは、2年前に販売を終えた人気PDAの特徴を継承するビジネス向けPDAの新モデルを発売した。

» 2008年03月21日 14時30分 公開
[ITmedia]

 日本HPは3月21日、4型VGAサイズの大型液晶ディスプレイを搭載するビジネス向けPDA端末の新製品「HP iPAQ 212 Enterprise Handheld」を発売した。

iPAQ 212 Enterprise Handheld

 新製品は、2006年に販売を終了した人気モデル「HP iPAQ hx4700 Pocket PC」に搭載された大型ディスプレイやCFカードスロット、SDカードスロットなどの特徴を継承しつつ、最新CPUを搭載するなど高性能化を図った。ディスプレイ部には明るさなど変更できるLEDバックライトと輝度センサーを搭載し、屋内や屋外を問わずに高い視認性を実現した。

 CPUには米Marvellの「PXA310」(624MHz)を採用。256MバイトROMと128MバイトRAMの大容量メモリを搭載し、アプリケーションが軽快に動作するという。また、無線LAN(IEEE802.11b/g)および、Bluetooth 2.0+EDRの通信インタフェースやUSB2.0を搭載し、多彩な周辺機器と連携できるようになっている。特に飲食店舗での注文業務端末やシステムなどの保守業務端末、医療や介護施設の情報端末など、ビジネスを幅広く利用できるという。

 価格は5万2500円。販売代理店を通じて販売され、4月中旬以降には同社オンラインショップでも販売する。

製品名 HP iPAQ 212 Enterprise Handheld
サイズ 縦126×横76x厚さ16ミリメートル
重量 192グラム(標準バッテリ装着時)
OS Microsoft Windows Mobile 6 Classic Edition
CPU Marvell PXA310 624MHz
ディスプレイ部 4型半透過型カラーTFT液晶(480×640画素、26万色、縦横表示切り替え)、輝度センサー搭載、可変LEDバックライト
メモリ 128Mバイト SDRAM、256MバイトFlash ROM
拡張スロット SDカードスロット(SDHC/SDIO/MMC対応)、CFカードスロット
インタフェース IEEE802.11b/g(WPA2対応)、Bluetooth v2.0 with EDR、USBホスト
バッテリ駆動時間 最大10時間(非通信時)
アプリケーション 連絡先、予定表、受信トレイ、手書きメモ、仕事、ボイスレコーダー、ファイルエクスプローラ、電卓Internet Explorer Mobile、Office Mobile (Word Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobile、OneNote Mobile)、 Outlook Mobile、Windows Media Player 10 Mobile、Windows Live、VPN(PPTPまたはIPSec/L2TP)ほか

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