Linuxディストリビューション「Fedora 9」、βリリース

Fedora 9のβ版はLinuxカーネル2.6.25-rc5を採用し、デスクトップ環境に新機能が加わったほか、WebブラウザはFirefoxの最新βを搭載している。

» 2008年03月27日 08時34分 公開
[ITmedia]

 Fedora Projectは3月25日、Linuxディストリビューションの最新版「Fedora 9」のβリリースを発表した。FedoraのWebサイトからダウンロードできる。

 Linuxカーネル「2.6.25-rc5」を採用し、デスクトップ環境として「GNOME 2.22」と「KDE 4.0.2」を搭載。GNOME 2.22では、ファイルシステムの機能向上やセキュリティの改善が行われたほか、世界時計などの新機能が利用可能。KDE 4.0.2には、デスクトップ検索機能が統合されたほか、マルチメディアAPI「Phonon」やハードウェアインテグレーションフレームワーク「Solid」などが含まれる。ブラウザはFirefoxの最新版「Firefox 3 Beta 5」を搭載している。

 システム面では、インストーラ「Anaconda」を改良。インストール時のext2/ext3/NTFS領域のリサイズが可能になったほか、暗号化されたファイルシステムのサポートも加わった。

 Fedora 9は、4月22日にリリース候補第1版(RC1)が、4月29日に最終版がリリースされる予定。

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