ポータル構築で社員のモチベーション向上に貢献コンサルティング企業の社内ポータル(2/2 ページ)

» 2008年04月07日 08時36分 公開
[ITmedia]
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Webデータベースで独自の社内ポータルを構築

 その中の一つ、「メンバーシップKENO」なら、毎月特定のテーマで選ばれた40人の社員の中から、さらにランダムに選ばれる当選者を予想してLIMOをベット。当たれば倍率に応じたLIMOを得ることができる。現在、同社にはグループ全体で約350名の社員がいるが、このゲームを通して顔と名前を覚えてもらい、社内のコミュニケーションを活性化させるのが目的だ。

 この他にも、自社理解度を向上させる「LMテスト」や、製品の売上構成比を当てる「プロダクト・ポートフォリオ・ダービー」など、さまざまな仕組みが用意されているが、同社はこれら内コンテンツの一部を、Webデータベース「サイボウズデヂエ」で管理している。選定の理由を、加藤氏は次のように明かす。

「ポータルのシステムは開発や運用の負担が大きくなりがちですが、弊社はシステム部門を持たず、コンテンツの管理も担当を決めて現場の社員が行うため、複雑なシステムを作り込むのは困難です。その点、デヂエなら、エンジニアではない私でもDB設計ができ、現場社員も簡単にライブラリを作れることが魅力でした」

 ちなみに「サイボウズリモートサービス」を利用しているため、Officeや、「LM CITY」の一部は携帯電話からも閲覧・入力が可能。これにより、わざわざ情報取得のためだけにノートPCを持ち歩く必要はなくなった。

 また、デヂエの特定ライブラリにレコード登録すると、携帯電話の待ち受け画面にテロップが流れる仕組みを構築。例えば「売上○○万円達成」という嬉しいニュースがあれば、リアルタイムで全社員に配信。社員のモチベーション向上に大きく寄与している。デヂエを含む社内外のRSS情報を携帯電話で受信することで、リアルタイム性を強化しようとしている。

 「今後はSOAの考え方で、デヂエを基盤として社内のさまざまなシステムを集約させることも考えています。例えばデヂエの認証の仕組みを使ってシングルサインオン環境を作れば、さらにユーザーも便利になるはず」と加藤氏。Webデータベースを活用して、どこまでシステムを発展させることができるのか。今後の展開にも注目したい。

LM CITY(社内ポータル)システム概念図

導入効果を聞く――リモートサービスの導入でセキュリティも向上

ITmedia グループウェアの活用は?

加藤 全社的にはスケジュール管理に使っています。当社では多忙な人だと1日5〜6回の会議に参加しますが、メンバーのスケジュールが容易に把握できるようになり、調整の手間がかなり軽減されました。その他、社員が各人で工夫して、さまざまな機能を活用しているようです。

ITmedia 「LM CITY」とは?

加藤 バーチャル空間を町に見立て、社員向けにさまざまな情報を提供するポータルサイトです。社内のニュースを流すスタジオや、ゲーム感覚で学びやコミュニケーションを促すカジノなど、さまざまなコンテンツがあります。コンテンツの一部は、各部門で担当を決めて、担当社員が「サイボウズデヂエ」で管理しています。

ITmedia リモートサービスの導入は?

加藤 社内外のライブな情報を自分で主体的に管理できる環境を整えることが大きな目的です。また、セキュリティレベルの向上も目的の一つ。ノートPCを持ち出すと情報漏洩リスクが高くなりますが、携帯電話ならば中に情報が残らないため、紛失時のリスクを大きく軽減できます。

ITmedia 今後の展開は?

加藤 現在は「サイボウズOffice」導入時より社員が大幅に増えたので、「サイボウズガルーン」などへの移行も考えています。また「サイボウズデヂエ」をプラットフォームにして、他のシステムと連携させることができれば面白い。いずれにしても、サイボウズさんには今後もいろいろとご相談したいと考えています。

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