富士通とSun、「UltraSPARC T2 Plus」プロセッサ搭載のサーバ新製品発売

富士通とSunは、新プロセッサ「UltraSPARC T2 Plus」を搭載する「SPARC Enterprise T5140」と「同T5240」を発売した。

» 2008年04月11日 12時12分 公開
[ITmedia]

 富士通と米Sun Microsystemsは、「UltraSPARC T2 Plus」プロセッサを搭載した2CPUサーバの新製品「SPARC Enterprise T5140」および「同T5240」を発売した。

SPARC Enterprise T5240

 新製品は、マルチスレッド対応の第3世代サーバに位置付けられる。性能の向上と拡張性、また、データセンターでの運用に適した省エネ性を特徴とし、Solaris 10による効率化された管理性も提供するという。

UltraSPARC T2 Plusプロセッサ

 T5140は1Uサイズ、T5240は2Uサイズで、T5240では最大128スレッドのマルチスレッド環境を実現。Solaris 10の仮想化機能「Solaris Containers」や「Logical Domains(LDoms)」を利用して、柔軟性の高い仮想化ソリューションを提供する。これにより、ユーザーはWebシステムや業務アプリケーション環境において、優れた仮想化インフラを活用できるようになるという。

 Sunのエグゼクティブバイスプレジデント、ジョン・ファウラー氏はリリースの中で、「マルチスレッド性能を2年半で5倍以上に高めつつ、省スペース化・省エネ化は一切妥協せずに開発した。Web2.0サービスやCRM(顧客管理)、ERPといった基幹ソフトの実行など、あらゆる用途に対応する」と述べている。

 日本での販売価格はT5140が207万円から、T5240が248万4000円からで、4月中旬に出荷する。富士通とSunが自社ブランドでそれぞれ展開する。

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