大手SIer6社、システムの非機能要求を可視化する検討会を組織

NTTデータなどシステムインテグレーター大手6社が、システムの非機能要求を可視化するための検討会を組織した。

» 2008年04月14日 21時57分 公開
[ITmedia]

 NTTデータなど大手システムインテグレーター6社は4月14日、システム開発にける非機能要求の可視化と確認方法を共同検討する「システム基盤の発注者要求を見える化する非機能要求グレード検討会」を発足させた。

 同会は、企業の業務に応じたシステムを開発する際に表現が難しいとされてきた「非機能要求」であるシステムの強度や品質の可視化を目指す。これらは、システムの応答速度などの性能や障害時の耐性など、システムへの「機能要求」と比較して表現するのが難しいという。

 今後は、これまで企業やプロジェクト単位で行われていた情報システムの非機能要求の可視化と確認方法について、発注者と開発ベンダーの両者で共通の認識を持てる方法を検討し、業界と顧客企業に広く利用されることを目指す。2009年4月までに標準案を策定、公開する予定。

 同会に参画するのは、NTTデータと富士通、NEC、日立製作所、三菱電機インフォメーションシステムズ、沖電気工業の6社。

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