日立がPOWER 6搭載のAIXサーバを発表、従来比1.4倍のトランザクション処理

新プロセッサ採用で処理能力がアップ。日立は、基幹向けサーバEP8000シリーズのハイエンドモデルを発表した。

» 2008年04月18日 17時59分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は、基幹向けサーバ「EP8000シリーズ」において、プロセッサにPOWER 6を採用するハイエンドモデル「EP8000 595」を追加したと発表した。最大64個のプロセッサを搭載できる。

image EP8000 595

 金融機関、電力、交通といった社会における基盤や企業の基幹業務での採用実績を持つEP8000シリーズ。EP8000 595は、処理性能に加え、メインフレームクラスの信頼性と可用性を備えているという。

 これを象徴するものとして、同社独自の「高速系切り替え機能」や「ディスクアレイサブシステム」との連携機能を挙げている。

 POWER 6を搭載できる同モデルは、POWER 5搭載の従来モデルに比べて最大で約1.4倍のトランザクション処理性能を持つ。搭載可能なメモリは従来比で2倍となる最大4Tバイト、PCI スロットにI/Oドロワー(I/O拡張スロット)を接続可能であり、従来の2.5倍となる最大600スロットまでをサポートする。

 OSはAIX v6.1を搭載。この採用には、Linuxとの親和性に加え、セキュリティやJava実行環境があるといい、オープンかつミッションクリティカルな基盤機能を提供できるという。システム監視機能として同社の「HAモニタ」とリレーショナルデータベース「HiRDB」によるクラスタ構成が可能となっている。OSの障害が発生した場合は、待機系システムへの切り替えができる。

 価格は、POWER 6の4.2GHzモデルが9736万2825円から、5.0GHzモデルが1億3783万9170円から。

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