BIのデータ品質、約7割が「何らかの問題あり」と認識

ビジネスインテリジェンスの導入は進んでいるものの、データの品質には問題が残っているようだ。アビームが活用の実態を調査した。

» 2008年04月24日 16時43分 公開
[ITmedia]

 アビーム コンサルティングは4月23日、東証一部上業企業を中心にビジネスインテリジェンス(BI)の導入および活用の実態を調査し、結果を発表した。

 BIを導入している企業は61社中45社で全体の74%となった。導入の予定があると答えた企業を含めると8割強に上った。

 BI導入後のデータについて、62%の企業が「一部問題が発生しているが業務に支障はない」、7%が「問題が起こり、業務に支障が出ている」と答えた。約7割の企業がデータの品質に何らかの問題があると認識している。具体的な問題として「数値に整合性がない」(35%)、「データが欠損している」(32%)が目立った。

 BI導入の効果があると答えた企業は約9割を占めた。多様な切り口によるデータ参照、リポート作成の省力化などに役立ったという。データの分析にBIを活用していると答えた企業は5割強となった。

 調査は2007年12月から2008年1月に実施。連結売上高1000億円以上の東証1部上場企業および外資系企業を含む有力未上場企業約600社を対象とし、61社から回答を得た。

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