HP Labs、大学との共同研究プログラムを立ち上げ

3月の「方向性見直し」後、HP Labsが注力している分野に関する研究テーマを世界中から募り、研究資金を提供する。

» 2008年05月08日 09時39分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は5月7日、大学や研究機関と同社の研究施設「HP Labs」との共同研究プログラム「HP Labs Innovation Research Program」を発表した。世界中の大学や学会から研究テーマを募り、共同研究を行うというもので、同社が今年開設した「Open Innovation Office」による初めてのプロジェクトとなる。

 HPは3月、HP Labsの方向性見直しを発表。組織の見直しや研究内容の絞り込み、研究成果のより迅速な製品化に向けた取り組みを開始している。Open Innovation Officeもこの一環として、大学や政府、企業とのコラボレーションを支援するために開設された。

 HP Labs Innovation Research Programでは、情報爆発やダイナミッククラウドサービス、コンテンツ変換など、HPが現在注力している5分野に関連する研究テーマを募集している。応募受付は6月18日まで。HP Labsによる検討を経て選ばれた研究テーマの応募者には、1年間の研究資金として5万〜7万5000ドルが贈られ、資金の提供は3年まで延長される可能性があるという。選考結果の発表は、8月1日を予定している。

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