寒暖の差が激しい時期になってきた。夏日のような日があるかと思えば、まるで冬に逆戻りしたんじゃないかと体感してしまうほど寒くなったり。
そんな中、沖縄は衣更えの時期を迎えたようだ。一瀬宗也氏「島ナイチャーの沖縄探訪」の夏はやっぱり、かりゆしウェア! によると、5月1日から一瀬氏の職場でも、沖縄の夏の正装である「かりゆし」が解禁になったとか。一瀬氏によると「かりゆし」と「アロハ」は厳密に異なるものだとか。なかなか興味深いので、ぜひ読んでみて欲しい。今年の夏は、筆者もかりゆしに挑戦してみようか感じてしまった。
沖縄といえばIT分野で今後が楽しみな部分があり、それに関してのメリットも同投稿で語られている。内地企業の支社を出すのはいろいろ課題が大きそうだが、沖縄で起業するのは面白いかもしれない。筆者は1度も訪れたこともない土地だが、興味が湧いてきた。
今年のゴールデンウィークは飛び石連休となったため、何か物足りないものを感じた人が多いと思う。それでもまとまった休みを取れたために、たまっていたことをした人も多かったはずだ。
オルタナブロガーの中には、この機会にいろいろと振り返る人もいたようだ。中でも筆者が気になったのは、岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」のインターネットの15年を振り返ってみるだった。筆者の場合は整理すらできなかったが、この気持ちは非常に同感だ。
テクノロジー系の本は、10年も経てば古典になってしまう。10年ひと昔というが、その言葉どおり、いや、5年前も古いことかもしれない。それくらい技術の進歩は早い。
そういう意味で、玉川岳郎氏「ニュータイプになろう!」の連休中にキャプテン・システムを思い出すも、「あるある」と感じた投稿だった。キャプテン・システムは、NTTへ民営化する前の電電公社が1984年に開始したサービスだ。最終的に2002年にサービス終了している。もう6年も前だ。
しかし、これから世の中がどうなっていくのかを考えると、微妙な意見も出てくる。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」の今の日本は「パラダイス鎖国」よりも悪くなっているかもしれないが・・を読んでほしい。そして、川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」の政治はもっと対話を ビジネスも...も。いかにテクノロジーが発達しようが、最終的には人間である。新しい技術を開発し、リリースしていくにしても、相手は人間だ。それを忘れていてはどうしようもないだろう。人間はコンピュータではないのだから。
永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」の老衰する日本の農業と、危機的な日本の食料自給状況でも触れられたように、日本の食料自給率は最悪なことになっている。テレビなどで「もし仮に輸入がストップしたらどうなるか」といった特集を見かけることが多くなった。例え国産品であっても、それ作るために輸入品が必要であれば、輸入がストップしたら作ることができなくなる。完全に行政の怠慢だ。先を見通せず、目先のことばかり考える官僚と、大局的視野に立って物事を考えられなかった政治家の責任は大きい。
そして、世界中で起きている食料高騰。各国で責任のなすり付けあいまで始まった。中国などの発展が目覚ましい国が大量に消費するからという意見と、アメリカなどが取るバイオ燃料政策のせいだという意見。加えて、投資が高騰をさらに生む。バイオ燃料もいいが、食料が不足するようでは意味がない。もっと考えてやって欲しいものだ。
少し方向が外れるが、加藤恭子氏「きょこ コーリング」のペットボトルの正しい回収場所は? も気にかかった。基本的にコンビニのゴミ箱は、「ゴミ箱」であって、ペットボトルの「回収箱」ではない。ゴミ箱に入れられたペットボトルは、回収業者がより分けてリサイクルに回すのだ。自宅で分別したペットボトル空き容器は、それ用の回収ボックスを用意しているスーパーや、各自治体のゴミの回収に従って出すように心掛けたい。
同じことを表現するのに、地域によって言葉が異なることはよくある。かつて、筆者が会社に所属していたころ、ある社員が「バイオ」の話をしていた。しかし、A氏は買ったばかりの「バイオノート」のことを話していたのに、話し相手のB氏は「バイオハザード」のことだと思っていた。しかも微妙に噛み合ってしまったために、途中まで気付かなかったのだから驚きだ。
吉田賢治郎氏「けんじろう と コラボろう!」のマクドナルドの略称は「マクド」なのか? は、そういう言葉の話だ。筆者にとっては「マクドナルド」は「マック」だ。別にカッコイイからではなく、単純に「マック」と略しているだけ。たぶん、周囲にマッキントッシュユーザーがいなかったのも、そうなった理由かもしれない。つまり、「マッキントッシュ」を話すときは「マッキントッシュ」というか、文脈で分かるので別に不都合を感じなかっただけなのだ。ちなみに、筆者は東京生まれの東京育ちである。さらに付け加えると、ローマ字入力をしている。これにも深い意味はない。ただ、ローマ字入力をしてきただけだ。
4月30日に、上野動物園のジャイアント・パンダのリンリンが亡くなった。中国の胡錦濤氏が来日する直前だった。そして、中国からパンダ2頭を借り入れる話が出てきた。
これに対して、川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」の石原都知事のジャイアント・パンダ発言で紹介されたように、上野動物園のある東京都の石原都知事が「いらない」発言をしたのだ。
このニュースで、パンダを借り入れるだけで年間に1億円を中国に払う必要があることが分かって、驚いた人も多いと思う。さらに、育てるのもタダではない。この予算は果たしてどこから出るのか。動物園が個人的に借りるものではないから、国なのか。それとも東京都なのか。どちらにしても税金が投入される。確かに、日本所有のジャイアント・パンダはいなくなってしまうが、国内にはまだ借り受けているパンダがいる。ならば別に上野動物園でなくても……。読者はどう思われるだろうか。
最後に気になった記事を2つほど紹介しておきたい。
工藤拓也氏「一人シリコンバレー男」のGWなので「スシ王子」にツッコみを入れるは、なかなか面白い。直後に公開された同じテレビ朝日絡みの「相棒―劇場版―」が未曽有の大ヒットなのと比べると寂しい限りだが、果たして目標に達するのか、注目だ。
加藤恭子氏「きょこ コーリング」のベストセラーは自費出版からスタートすることもあるのですよねも興味深い投稿だった。確かに、自費出版という手もあるわけで……。
以上、5月1日から7日にかけてのオルタナティブ・ブログの中から、筆者の視点で幾つかの投稿をピックアップさせていただいた。ただし、これらは膨大な投稿の中のごく一部に過ぎないので、本稿を読んでオルタナティブ・ブログに注目してくれたならば、ぜひ、ほかの投稿も読んで欲しい。
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