三菱UFJメリルリンチPB証券、Cognos 8導入で業務改善提案資料作成を自動化

三菱UFJメリルリンチPB証券がCognosのBIソフトウェアを採用した。

» 2008年05月29日 22時21分 公開
[ITmedia]

 IBM傘下の米Cognosの日本法人、コグノスと日立東日本ソリューションズは5月26日、富裕層などに向けてプライベートバンキングサービスを提供する三菱UFJメリルリンチPB証券がCognosのBIソフトウェア「IBM Cognos 8 Business Intelligence」(IBM Cognos 8 BI)を採用したことを明らかにした。5月1日から稼働を開始した。財務部門、営業本部、営業部門が利用を開始し、今後他部門にもユーザーを拡大する予定としている。

 三菱UFJメリルリンチPB証券はIBM Cognos 8 BIを採用した理由として、BIのためのデータマート構築機能やレポーティング機能、タイムリーで効率的なレポート作成ができる点などを挙げた。アクセスコントロールができるなどのセキュリティ機能や既存の社内システムとの接続性なども評価したという。

 同社の財務部門と営業本部では従来、他社製品を利用して営業データの分析、経営層向けのレポート作成をしていた。IBM Cognos 8 BIの導入により分析、レポートの作成時間が大幅に短縮したという。

 営業部門では、IBM Cognos 8 BIの活用により、顧客提案資料の作成が自動化できるようになった。これにより、顧客とのコミュニケーション時間を創出できるようになったという。

 三菱UFJメリルリンチPB証券は、2007年6月より検討を開始、9月より本格開発に入り、2008年5月の本格稼働開始に至った。大手金融業などへの導入実績が豊富な日立東日本ソリューションズがコンサルティングと開発を担当したという。

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