電子マネー決済やクーポン機能をSaaSで NTTデータが販促支援サービスリクルートが採用

クーポンやメルマガによる顧客企業への告知や電子マネー決済など、販売促進を支援する機能をNTTデータがSaaS形式で提供する。

» 2008年06月16日 16時22分 公開
[ITmedia]

 NTTデータは6月16日、企業向けの販売促進支援サービス「SmarP」の提供を開始した。

 SmarPは、さまざまな販促活動を展開したい企業に対して、必要な機能をSaaS(サービスとしてのソフトウェア)として提供するITサービスプラットフォーム。メルマガやクーポンを用いた顧客企業への告知、電子マネーやポイントによる決済、統計データに基づいた販売促進の分析といった機能を、ネットワーク経由で提供する。

image SmarPの機能とサービスの例

 具体的には、顧客の決済シーンを基に販促メールを送る「サンクスメール」、顧客や店舗の属性や利用履歴から販売対象を分析する「キャンペーン実施エンジン」、顧客ごとにセールスプロモーションを立案する「顧客動向分析ツール」などの機能がある。

 流通業や飲食業では、店舗やサービスの継続的な利用を目指し、クーポンサービスに加え、異業種間でも利用できるポイントプログラムの活用が進んでいる。店舗や自社内を囲い込む以上の販売促進が必要となっている。

 SmarPは、NTTデータと、販促メディアの開発や提供を手掛けるDRUMが協業し、流通/製造業向けに展開する。NTTデータはシステム開発や保守、運用を、DRUMは販促ソリューションの企画や制作を実施する。

 リクルートが提供するポイントサービス「ポイコ」への導入が決まっており、6月26日にサービスを開始する。

 2010年度までに30社への導入を目指す。

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