オバマ氏からクリントン氏へのリダイレクト騒ぎに続き、今度はクリントン陣営サイトが共和党のマケイン氏サイトへリダイレクトされる状態に。
米大統領選で民主党の指名争いから撤退したヒラリー・クリントン上院議員のWebサイトが、共和党のジョン・マケイン候補のサイトにリダイレクトされていた。セキュリティ企業のTrend Microがメディア報道を引用して6月16日付けのブログで伝えた。
問題のサイト「Hillary4McCain.com」は、クリントン氏の選挙運動用に登録されたはずのWebサイトだったが、共和党のマケイン候補のサイトにリダイレクトされる状態になっていたという。ドメイン情報の登録に問題があったとの見方もある。なお、現在はオバマ氏支持を訴えるクリントン氏のサイトにつながっている。
クリントン氏は既に撤退を宣言し、バラク・オバマ上院議員の支持を表明済み。しかし、クリントン氏の支持層の一部はマケイン氏に流れるかもしれないとの観測もあり、両陣営がクリントン氏の支持層取り込みを狙っている状態だ。
マケイン陣営は、今回のリダイレクト騒ぎへの関与を否定しているという。
米大統領選をめぐっては以前にも、民主党の指名が確定したバラク・オバマ候補のサイトがクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を受け、クリントン議員のサイトにリダイレクトされる事件が起きている。
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