SAPはVisipriseのソリューションを組み合わせることで、製造業務プロセスの自動化を支援する狙い。
独SAPは6月17日、製造業向けソフトウェアの米Visipriseを買収する意向を明らかにした。買収金額は非公開。取引は7月中に完了する見通し。
Visipriseは、製造効率や品質の改善、法令順守の強化などに役立つソリューションを、ハイテク、航空軍事、自動車、医療機器関連など、さまざまな製造業者60社以上に提供している。
「製造業務プロセスの自動化は、30年以上、当社の戦略の核だった」とSAP。Visiprise買収により、製造現場での工程と、生産計画や操業管理をリンクさせ、メーカーが複数の工場をよりよく管理し、顧客からの需要増にコスト効率よく対応できるようにしたいとしている。
SAPとVisipriseは、2005年以来提携関係にあり、SAPは2007年から、Visipriseの「Visiprise Manufacturing」の再販およびマーケティングを行っている。
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