大和証券、情報の全社共有のためグループウェアを導入利用者は4500人

大和証券が、サイボウズの大規模企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」を導入した。

» 2008年07月03日 17時30分 公開
[ITmedia]

 大和証券グループ本社傘下の大和証券が、サイボウズの大規模企業向けグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」を導入した。7月2日、サイボウズが明らかにした。2004年から大和証券で導入を進め、2007年11月に大和証券グループ本社、大和証券エスエムビーシー、大和証券などを含む大和証券グループ全体の4500人が利用できるようにした。

 大和証券はサイボウズの中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office」を部門単位で導入していた。だが、部門間での連携ができていないことにより、他部署とのスケジュール調整や会議室の予約と調整を電話で行わなければならないといった業務効率の悪い状況を抱えていた。サイボウズ ガルーン 2の導入により部署間の連携が取れるようになり、こういった問題が解決した。

 さらに、社内での情報の取り扱いについての課題も抱えていた。「部門をまたいで同じグループウェアを使うことになったため、全社で共有すべき情報と、そうでない情報とを線引きする必要があったのだが、実装が難しかった」(大和証券広報)という。この課題もサイボウズ ガルーン 2の導入によりポータルへのアクセス権を設定することでユーザーの操作を制御できるようになり、解決できた。

 同社では以前からサイボウズ Officeを使っていたことで社員がサイボウズのグループウェアに慣れていること、他社製品と比較してコストパフォーマンスが良い点などを評価して導入を決めたという。

 今後は全国の営業店にも導入し、各店舗や部署などの情報をより効率的に共有できる仕組みを構築したいとしている。

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