7月11日の金曜日に、ソフトバンクモバイルが「iPhone 3G」を発売する。実際のところiPhoneへの見方はどんなものなのか。
7月11日の金曜日に、ソフトバンクモバイルが「iPhone 3G」を発売する。ソフトバンク表参道では既に行列ができている状況だ。当初の在庫こそ限られているが、番号ポータビリティ制度の施行により、多くの携帯電話ユーザーが時期はともかくその気になればiPhoneユーザーになれる状況にある。実際のところ、iPhoneへの見方はどんなものなのか。
家電量販店の販売担当者に聞くと、iPhoneで最も注目されている機能は、受信で最大3.6Mbpsの通信速度にあるという。タッチパネルの操作性にも注目が集まっている。ただし、発売までは実機を手にする機会があまりない状況であり「どれだけの人がiPhoneの良さを十分に分かって買うのかは分からない」(担当者)状況だ。
iPhoneに対抗するNTTドコモの端末はどんなものか。別の販売担当者は「HT1100」を挙げた。HT1100はWindows Mobile 6を搭載したスマートフォンだ。タッチパネルでの操作を実現し、3.6Mbpsの通信速度に対応した。音楽視聴機能も充実しているという。メールアドレスを6つまで持てることなどから「仕事にはiPhoneよりも向いている」という。今後についていえば、個人向けサービスの提供が始まる「BlackBerryに期待が集まる」としている。
auの携帯電話はどうか。さらに別の売り場担当者は「auはスマートフォンすら発売していないので、iPhoneへの対抗端末を明確に提案できない」と話す。KDDIもiPhoneの販売を交渉していたとの報道も一部にあったが、現状は携帯音楽端末でAppleと競合するソニーと協業して、着うたフルのサービスを提供しているという状況だ。
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