米Embarcaderoの日本法人、エンバカデロ・テクノロジーズ設立

米Embarcadero Technologiesは100%子会社の日本法人として、エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社を設立した。

» 2008年07月15日 20時16分 公開
[ITmedia]

 米Embarcadero Technologiesは7月15日、都内のホテルで記者発表会を開き、100%子会社の日本法人として、エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社を設立したと発表した。Embarcaderoは、Borlandから分社化したアプリケーション開発ツール提供の「CodeGear」を6月に買収しており、CodeGearの従業員がすべて新会社に移籍した。新会社はCodeGearと併せて、米Embarcaderoのデータ管理ツール「DatabaseGear」と併せて、開発環境の製品ラインを強化する。

ウェイン・ウィリアムズCEO

 来日した米Embarcaderoのウェイン・ウィリアムズCEOは、最近のシステム開発環境について複数の言語を組み合わせて利用されていると指摘。「エンバカデロは1社で多数の言語やデータ形式をサポートできる」とアピールした。開発言語ではJava、Ruby、C++、Pascal、PHP、HTML、JavaScript、UML、データではSQL、Transact/SQL(Sybase)、PL/SQL、TSQL、SQL Procedure Language、E/Rモデリング、XMLなど多岐にわたる開発環境を提供する。

 この日は、SQLのコーディングに関する問題を検出、調整し、データベースのパフォーマンス向上を図る「DB Optimizer」をリリースすることも併せて明らかにしている。7月から9月の間にビジネスアナリスト向けのデータベースへのアクセス機能「ER/Studio Enterprise Portal」および「Delphi & C++ Builder 2009」をリリースする計画という。

八重樫行男氏

 日本法人の運営者には、代表(職務執行者)として八重樫行男氏が就任した。八重樫氏は日本HPなどを経て、ボーランドに入社。2006年11月からCodeGear事業本部事業本部長として、CodeGear Japanのカントリーマネジャーを務めていた。

過去のニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ